手作り会の様子です|2017/09/30

今晩は。お昼はまだまだ半袖で過ごせますが、夜になると冷えてきますね。

運動会の練習で、疲れている子どもたちが、一番体調を崩しやすい時です。

皆さん、お気を付けくださいませ。

 

今日は、対称切りという項目を楽しく手作りしてみました。幼稚園年長さんです。

折り紙を折って、クルリと一筆、それを切って開くとお花になります。

まず、折り紙選び、私が集めていた折り紙から自分の好きな色、模様を好きなだけ選び、

三角に折ります。クルリと一筆をまねして書いて、ハサミで切ります。折り紙のサイズを

大中小に変えてみることに気が付き、私が準備を手伝いました。お花をサイズ別にトレイにきちんと

分けて入れました。

たくさんのお花を重ねて貼ったり、つなげて貼ったりしました。

帰るまでに、画用紙に貼りたかったのですが、時間がなくて教室のテーブルに、お花畑を作りました。

 

手順としては、難しくないと感じられるかもしれませんが、私が指示するのはだいたい一度だけ、必ず

見せて一緒にします。

後は、子どもが自分で工夫していきます。初めに三角を三回折る、「三角を一回、二回、三回!」そして

トレイに。自分が用意した折り紙を全部三角に出来るまで、これを呪文のように言いながら、折っていました。

 

クルリンと一筆は、自分では全部できなかったので手伝いましたが、はさみも曲線を上手に切っていました。

折り紙を広げて見る度に、「かわいい~」「わぁ、きれい~」と言いながら、またトレイに。

 

トレイに分けて入れるのは、秩序感を養うためです。なんでも一緒くたでも平気なまま大きくなると、

片付けができない、きれいでなくても平気という感覚が身に付いてしまうと思って、このように

しています。子どもは、きちんと分けるのが好きですよ。

 

テーブルの上のお花全部を作り上げるまで、一時間半。一生懸命でした。途中で嫌がったり飽きた様子も

なく、しっかりと集中して最後まで自分でやりきりました。

「来週は、何をしようかな!!」そう言ってお楽しみを約束して、帰りました。

 

モンテッソーリの「ひとりでできた!!」を子ども自身に実感してほしくて、こうした取り組みを

しています。お母さんは、こんなにたくさん作ったの!!と、いつもお迎えの時に作品を見ては、

びっくりしていらっしゃいます。こんなにできると思っていなかった・・・

 

そうです、子どもは力を持っています。その力を、どうやって表に出してあげるか・・・

私は、モンテッソーリの教育法を勉強しながら、この子にはこんな方法をと、一人一人について

考える毎日です。

 

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小学生のエレクトーンレッスン|2017/09/30

今晩は。今日は運動会という小学校も多かったですね。いいお天気で、楽しい

一日を過ごせたのではないでしょうか?

 

教室では、リトミックを小学校に上がる前か、一年生の間に修了させて、引き続きエレクトーンなどの

鍵盤楽器を演奏するコースへと、移っていきます。主に、楽譜を読んで演奏することが多くなるの

ですが、リトミックを修了していることにあわせて、入会時から、音楽をよく聴くということに

とても重きを置いてレッスンを進めていますので、その効果があらわれている、今現在進行中の

レッスンの様子をお知らせします。

 

小学2年生の女の子。12月に開かれるエレクトーンイベントに参加するため、今、テキストの中から

気に入っている曲を練習中です。書かれてある楽譜は、だいたい演奏できるようになってきました。

 

エレクトーンの教材は、CDがついていてとても素晴らしいものです。生徒が演奏するのは、

メロディーと伴奏だけですが、CDにはイントロ、間奏、エンディング、メロディーや伴奏以外に、

重なって響き合う音がたくさん入っています。

 

彼女と、イントロの部分を耳で何回も聴いて、音を探ることを一緒にやってみました。

私は、CDデッキの前にずっといます。イントロの初めの一秒を何度も何度も繰り返して聴き、何の

音が鳴っているか、探していきます。とても地道な作業ですが、彼女にはなかなか面白いようで

「もう一回、もう一回」と言ってCDを聴いては、エレクトーンを弾き、「ちょっと違うな~」「これかな~」

なんて言いながら、まずは一小節を聴き分けました。

 

もう一人は3年生の女の子。学校で習った歌の曲を、来年の教室の発表会で自分が演奏して、教室の

みんなに歌ってもらい、大勢で楽しみたい!!と、自分で曲と構想を提案してくれました。

彼女は、リトミックをしっかりとマスターしたので、リズムだけを書いてあげると、あとは、自分で

音を探り弾きして、楽譜に書いていっています。学校で習ったままのキーでは、高い音が多くて

歌いにくいので、少しキーを下げました。私は出だしの音、ひとつだけ指示しました。後は自分でどんどん

歌いながら書いています。

 

耳で聴いて楽譜にしたり、キーを変えて(移調と言います)書き直したりという作業は、だれでも

出来るわけではありませんが、4歳から7歳くらいの間に音楽のレッスンを受けていれば、それなりに

音感がついて、正しい指導のもとでなら、こうしたことはできるようになります。

 

今、鍵盤ハーモニカ、リコーダーができなくて、教室に来ている小学生を見ていると、小さいうちに

音楽のレッスンを受ける素晴らしさがよくわかります。4歳から7歳の間に聴こえてくる音を、正しい

音程で歌えることが、小学生になったときに、楽譜に書くことができる力になります。

音楽のレッスンをうけていたからこそ、感覚的に体に入ってくるものが、大きいようです。

 

ストレスの多いこの世の中を、これから生きていかないといけない子ども達。どうか、心の癒しに、

自分を励ますきっかけに、自らが歌ったり演奏したりできる素地を、子どもが小さいうちに用意して

あげてほしいと、親御さんにはお願いしたいです。

 

エレクトーン個レッスンのページはこちら

 

二学期、一か月が過ぎますね|2017/09/27

今日は。やっと、暑い暑いと言わなくてよい気候になりました。

運動会を控えている学校や幼稚園の子どもたちは、くたびれて大変そうです。

皆さんは、いかがお過ごしでしょうか?

 

夏休みが終わって約一か月、音楽会に向けての鍵盤ハーモニカやリコーダーのレッスンも

たくさんの子どもたちが来ています。今週、オーデイションの学校が多いようで、教室で

一生懸命練習した成果を、試す時がきています。

 

夏休み中に、子ども達が手作りでいろいろなものを作りました。学校に提出していた作品が

やっと子どもの手元にかえってきたので、ご紹介できていなかったものを見て頂きます。

一年生の彼は、「夏と言えば海だね~」と魚の図案を選びました。一つ作ったところで

面白くなったようで、いくつも作り、作ったものをどうしようかと一緒に考え、海を表現

することにしました。

 

「ながいじかんをかけてつくって、たいへんだったけど、がんばってつくりました」

作品が出来上がった後の、彼の感想です。完成までに4時間、3日間教室に来て仕上げました。

 

彼女は3年生、花をビーズで作り、絵を書きました。写真フレームのように作りたいと考えて、

周りに色紙を貼っていきました。5時間かかりました。彼女の感想です。

 

「今日、『天気のよい原っぱ』を完させることができました。むずかしかったところは、わくです。

わくを(いがんだりしないように)列に気をつけてはるのがむずかしかったです。ボンドではる時には、

手がくっつきそうになりました。」

 

実は海を作った子は、この女の子の枠を見て、どうしても同じようにしたいと聞かなかったのです。

女の子は枠だけで3時間かかっています。一年生の彼が、教室に来れる時間内に同じように作ることは

とてもできそうになかったので、紙の大きさを変えて納得しました。

来年は、小さい色紙で枠を作る、これが彼の目標となりました。

 

こうして、時間をかけて一つのことに取り組むことで、子どもに変化が出てきて、同時に成長が

見られます。まず、座って黙って取り組みます。私はそばで黙って座って見ています。

何か材料が足りなくなったり、困った様子の時だけ、助け舟を出します。助け舟と言っても、

アドバイスだけで、作品作りに直接、手を出しません。

 

自分の力で、完成させたんだ!!という達成感が喜びとなり、自信となっているのがわかります。

何よりも、学校に持って行って、お友達が長い時間、しげしげと「いいな~」と作品に見入ってくれた

こと、海の作品は昨日、やっと返してもらったようで、ずっと教室に飾ってもらっていたようです。

そういうことが、子どもは嬉しいでしょうし、また次に向けて何を作ろうか、どんな工夫をして

みようか、という想像力を掻き立てていると思います。

 

教室に来ている子ども達が、一年一年、工夫を凝らし、最後までやり遂げることを当たり前にできる、

成長する姿が、私の楽しみです。これら、手作りへの取り組みは、リトミック+知育の発展です。

 

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夏休みの鍵盤ハーモニカと、リコーダーレッスン|2017/09/11

今年も、たくさんの小学生が夏休みの宿題で、二学期の音楽会の準備でもある

鍵盤ハーモニカやリコーダーの練習に来てくれました。

その中で、3年生の女の子が書いてくれたレッスンの感想を、ご紹介します。

 

「いままで、むずかしいなと思っていたことが、この音楽きょうしつにいったら、とてもたのしく

なって、できたら(曲がふけたら)「かんたんじゃん!」と思いました。なので、これからも(教室に)

行き続けて、もっと上手になって、スラスラとふけるようになりたいです。

 

わたしがいま、やっているのは、けんばんハーモニカとリコーダーです。けんばんは、前前前世と

君をのせてです。リコーダーはびじょとやじゅうです。とくにけんばんは、とても不安だったので、

ここの音楽教室に行くと、とても上手になりました。とてもがんばったのは、シャープのところです。

これからもつづけていって、プロのようになりたいです。」

 

文章もしっかりとしたものですね。初めてお母さんと来られた時に、お母さんが外に出ていて

いいかとおっしゃったのです。初めていらっしゃるので、子どもだけ置いて・・・と

私は思ったのですが、本人がどうしても家族には聞いてほしくないと、強く言いました。

本人がそう言うのなら仕方ないし、ある意味、信頼してくださっているので、初めから私と

二人っきりでレッスンをしました。

 

感想文は子どもの書いてくれた通りに、アップしています。私が嬉しいのは、上手に演奏できるか

不安だったことが、「かんたんじゃん!」に変わっていった彼女の心の変化、きっと、鍵盤ハーモニカや

リコーダーは嫌いだったはずですが、プロのようになりたい、つまり練習して上手になりたい、練習すれば

それが叶うものだということを、身をもって経験してくれたということです。

 

頌栄短期大学で、音楽担当の先生とお話ししたことをブログに書きましたが、その時に大学の先生が、

今の子は、練習するということを嫌がる、コツコツと積み重ねる努力ができないとおっしゃっていました。

 

小学校で、鍵盤ハーモニカやリコーダーを、音楽の授業のたびに家から学校に持って行き、必ずお家に

もって帰りますか?今は、そういう風にしなくなりましたね。置きっぱなし。練習するという習慣が

身に付かないのだと思います。家に帰ってするのは、いわゆる教科学習だけになっていませんか?

 

音楽の習い事、ピアノやエレクトーンにとどまらず、歌やバイオリン、いろいろありますね。

どれもみんな、次のお稽古までに自分が練習したことを、先生に見てもらうのがレッスンです。そして

このスタイルは、勉強をする姿勢にも通じるもの、自分からやる、吹けなかったリコーダーが吹けるように

なる喜び、わからなかった算数が解ける喜び、相通じるものが必ずあるはずだと、私は思います。

 

鍵盤ハーモニカやリコーダーが、音楽会だけの一時しのぎにならないように、音楽を通して

豊かな心を育んでほしいと願っています。同時に、適切な指導があれば、そんなに難しい楽器では

ありません。乱暴な言い方かもしれませんが、鍵盤ハーモニカやリコーダーで、音楽が嫌いな子どもに

ならないでほしいと、心から思っています。

 

まだまだ音楽会まで、こちらのレッスンは受け付けていますので、

困っていらっしゃる方は、どうぞお問合せください。

 

鍵盤ハーモニカやリコーダーレッスンのページはこちら

夏休み中の宿題会、まとめ|2017/09/11

今年の夏休みも、小学生は宿題を持ち寄って、教室で取り組みました。

ブログでも、お伝えしたと思います。

 

だいたい8月上旬には、どの子も宿題を終わらせていたと記憶しています。

もちろん、お家でもきちんと宿題を終わらせるように、お母さんが子育てしていらっしゃるからですよ。

でも、「宿題をしなさい!」というおかあさんのしんどさと、一日でも早くやるべきことを終わらせる、

終わらせたその喜びを子ども達に味わってほしいと思って、毎年、取り組んでいます。

 

今年は中学生も来てくれました。感想をご紹介します。

「宿題がすごくすすみました。教室の雰囲気もよく集中しやすかったです。またよろしくお願いします」

 

大人の文章ですね。この子は男の子なのですが、難しい宿題でしたし、量がとても多かったです。

教室で30ページくらいはできたと言ってました。私は、教えたりできません。ただ、一緒に座って

います。

 

宿題が終わっていれば、夏休み中、あとは自由に好きな事をできますね。もちろん勉強でもいいし、

何かを作ることでもいいし、読書でも。学校のある時は、子どもは本当に忙しいです。

余裕のある時にしっかりと充電して、心もからだも元気になって、行事の多い2学期を過ごして

ほしいと思っています。

 

リトミック+知育コースのページはこちら

 

 

夏休みに、手作りで|2017/09/11

今日は。2学期が始まり一週間が経ちました。

教室の生徒さんは暑さとの戦い、運動会練習との戦いという感じで、教室に入ると

「ふ~」とまずため息をついています。熱を出さないように、楽しい毎日を送ってほしいです。

 

教室では、夏休み中に手を使おうというねらいで、それぞれにやりたいことを午前中、静かに

取り組むということをしました。完成した作品の中には、本当にいいものがありました。

 

今日は、年少さん、年中さんの男の子が頑張ってシール貼りをしました。その感想などを

お伝えします。

年少さんの作品です。下絵の丸にぴったりと丸シールを貼っています。

最初は、小さいシールを貼るのが難しかったけど、何度もやっていくと一人で上手に貼れるように

なったことが、とても嬉しかったと言っていました。

 

写真を写してから、作品にフレームをつけたり、お花に色も塗ったので、とてもいい物に仕上がったの

ですよ。一時間半、うろうろすることなく、集中して取り組みました。偉いですね。

何度も自分でやっていくうちに、上手に貼れるようになる。これが練習であり、積み重ねであり、

出来上がったときは達成感を味わうことができるのですね。この過程がモンテッソーリのねらいでも

あります。

こちらは、年中さんです。先に紹介した年少さんのお兄ちゃんです。さすがに、手が早くサクサクと

作業を進めました。金魚の周りを貼るのが大変だったそうです。海草にシールを貼るのが面白く、

最後に目をつけたら、金魚ができて、とても嬉しかったと言ってくれました。シール貼りを終えてから、

真っ白な金魚は金魚らしくないと、金魚の体に赤い色塗りを、自分からやると挑戦しました。

 

これらは、私が見本となるものを用意してはいるのですが、色使いなどは、自由にしていいことを

必ず伝えます。子どもの描きたい色で、自分の心に浮かぶイメージをまず大切に、否定しない、

そんなことに気を配っています。

 

丸いシールの次の段階は四角、そして三角シールと用意してありますが、圧倒的に丸いシールが

人気があります。図案を選ぶ時の子どもの反応を見ていると、面白いですよ。

 

土曜日の午前中を、このように手を使う時間にあてています。みんな、楽しみにして来てくれます。

子どもは、自分のしたいことに向かってなら、大人も顔負けしてしまうほど、集中して取り組みます。

子どものしたいことを、上手に見つけてやれるかどうかが、子育ての上では、とても大切ですね。

(モンテッソーリのなかでよく出てくる敏感期という言葉が、このことです)

 

小学校の自由研究に、こうして作った作品を出している子どもがいます。3回に分けて教室に

来て、延べ時間4時間から5時間かけて作りました。学校から作品を返していただいたら、ご紹介しようと

思っています。楽しみにしてくださいね。

 

これらの手を使おうというねらいで集まっているのは、知育コースと関係がある内容です。

 

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リトミックフォーラム2017in神戸に参加してー3|2017/09/05

8月19日から21日、神戸ポートピアホテルで行われました、リトミック研究センター主催

リトミックフォーラム、二日目の分科会について最後にご紹介するのは、舞踏家早川ゆかり先生です。

 

私は生まれつき足が悪いので、普段の生活には支障はありませんが、ストレッチや運動となると

制限されることがあります。幸せにもダンスのできる友人がいますので、幼児と一緒にできる

ダンス、動きを積極的にレッスンに取り入れられるようになりました。舞踏家の先生の分科会

ということは、踊る??と不安を抱えながらでしたが、思い切ってこの分科会を選びました。

 

早川先生の分科会は「リトミック指導にいかす体の動きについて」ということでした。

でも、時間中、ほとんど歩いたと思います。何故か・・・美しく歩くことが基本だから!

前進していて合図で後ろ向きに、合図で近くの人とタッチ・・・とにかくいろんな動きを

歩くことを基本にして動きました。

 

最後は舞台でよく見るラインダンスのように、一列10人、後ろに手を回してこれも前進、

合図で後ろに歩く、ターンする。手が意外と邪魔になるんですが、先生のお見本は

いとも簡単に、美しい動き!!みんなが「へ~」と感心していると「感心してないでやってみなさい!」

 

先生は歩き方はもちろん、ターン、ターンしたすぐ後の体がぶれない、いつも前、少し上をしっかりと

見ていらっしゃる。素敵でした。レッスンという、人前にでる仕事をする者として、こうでなければ

と思いました。

 

早川先生を含め、フォーラムエンディングに折田克子先生と、お弟子さんによるダンスパフォーマンスを

見せて頂きました。ポートピアホテルホール舞台での動きは、本当に素敵でした。

 

私はヤマハエレクトーンの指導もしています。以前のヤマハなんばセンター研修室前には、川上源一先生の

言葉が飾ってありました。音楽で感動を表現するというような内容だったと覚えています。

井上恵理先生、早川ゆかり先生が口々に、衝動とか湧き上がる思いという言葉を、分科会の中でおっしゃって

いらっしゃいました。芸術はそれらを表現するものですね。

 

子ども達にはまず、何か感情が湧き上がるということを、体験してほしいと思っています。

リトミックを学ぶ子どもたちが、楽しいという子どもにとって一番わかりやすい感情が、湧き上がって

きてくれるようなレッスンを改めて考えていこうと思いました。

 

子どもだけではないですが、指導者によって習う生徒さんが吸収するものは、全く違ってきます。

いつも、一回一回のレッスンを大切に、子どもが帰りに「楽しかった」という満足感あふれる表情を

見せてくれるよう、これからも頑張ろうと思いました。

 

三日間のリトミックフォーラムは、本当にそれぞれの分野でご活躍なさっていらっしゃる

講師の先生方が、分科会を開いてくださいました。三つしか選べなかったのが、本当に残念ですが、

資料に基づいて、自分で学習していきたいと思っています。

 

リトミック研究センターの30周年にあたる記念すべき年に、神戸でフォーラムが行われたことは、

神戸に住む私にとって、誇りとなりました。準備にご尽力下さいましたすべての方々に、

お礼を申し上げます。ありがとうございました。

 

これからも、可愛い子ども達が楽しく通ってくれる教室に!!

 

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リトミックフォーラムin神戸に参加してー2|2017/09/05

神戸ポートピアホテルで三日間行われました、リトミック研究センターのフォーラム。

二日目は参加者が、全部で13の分科会に分かれて勉強しました。

 

私は、小学生の音楽授業の進め方などの本を出していらっしゃる、井上恵理先生の

分科会を選びました。

 

井上先生、お名前は何度もいろいろなところで見ていましたが、なんて明るい、体中から「音楽

大好き、ピアノ大好き、動くの大好き!!」エネルギーが溢れていらっしゃいました。

写真の手前側にいらっしゃ方が、井上恵理先生です。分科会が終わって、先生の明るさに引き寄せられ、

ご挨拶をし、撮影をお願いしました。

 

人は、なぜ動く?どんな時に音楽をする?人間である特徴は?そんなことを大きな意識付けとして、

広いホールを体いっぱい使って、参加者が動きました。

 

レッスンに来て下さるお母さんが、「じっとしていなさい」と子どもを叱る場面があります。

じっとしないとできないこと、考えるとか、書く、手を動かして作るなど。そういう時は大丈夫です、

たいていの子どもは、じっとしています。音楽が鳴ってくると、それは動きたくなるのが、人間の本能

なのでしょう。それを、じっとしていなさい・・・無理です。逆におかしいですね。

 

私のレッスンの組み立ては、はっきりと動くとき、座るときを分けています。

ですから、一時間、座って作業ができる子どもも育っています。しっかりと音楽にあわせて

踊ったり、歩いたり、走ったりすることもできるようになっています。

 

子どもがバタバタしては、恥ずかしい、先生に失礼だと感じるお母さんがいらっしゃいますが、

井上先生のもとで勉強した、動きたいという衝動、その衝動をからだで表現する、そのことが

リトミックであり、芸術すべてなのだということが、井上先生とあとでご紹介します舞踏家、

早川先生の分科会のなかで、一致しました。

 

京都女子大学の岡林典子先生からは、「生き生きとしたリズム教育とは」というテーマで

勉強させていただきました。日本語の音楽的特徴・・・そんなふうに日本語を観察したことがないです。

分科会は全国から指導者が集まっていますので、日本語のアクセントについてなど、関東と関西は

違う。それくらいの認識はありますが、限られた関西地方だけアクセントが違う言葉が多いことを、

参加者がそれぞれ一つの言葉を口々に言うことで、発見しました。

 

例えば、「足」。「あ」にアクセント?「し」にアクセント?

リトミックで、言葉を(単語)手を叩きながら言うということをします。

無意識でしたが、一つの音にだいたい一回手を叩くことができるのが日本語。シラブルの等拍性(つくえ

と言いながら手を叩くと、三回、手を叩きますね)

 

日本の身体文化という言葉も、はじめて聞きました。

歩くとき、右足が出ると左手が出ますね。でも「ナンバ」と言われる動きは、右足が出る時、右手が

出る。これが、日本人の歩き方だった、盆踊りや阿波踊りはそうなっています。

 

拍手の仕方が外国の人と違うなど、日本人の文化として受け継がれているものがあるのだと

いうことに、びっくりしました。他にも、先生は、いい絵本を選んで読み聞かせをしていらっしゃる、

ではどれがいい絵本か・・・それを今、まとめて出版するために研究していらっしゃるとのことでした。

 

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リトミックフォーラムin神戸に参加|2017/09/04

今日は。夏休みが終わりました。暑い毎日でしたね。皆さんはどんな

お休みを過ごされたでしょうか?私は、8月に入りお休みのない毎日でした。

 

ブログにも書きました宿題会、鍵盤ハーモニカやリコーダーのレッスン、そして楽しみにしていた

リトミック研究センター主催、リトミックフォーラムへの参加と、忙しく過ごしていました。

 

神戸ポートピアホテルで3日間行われましたリトミックフォーラムでは、北は北海道から南は

沖縄まで、本当に日本全国からリトミック研究センターに所属するたくさんの方が神戸に

集まって、会場は熱気であふれていました。

 

一日目のオープニングに、岡山のリトミック教室に通う子ども達による歌、ダンス、三日目に

私たち兵庫支局に所属する会員がいつもお世話になる辻先生が、実際に保育園でなさっている

リトミックレッスンをそのまま、舞台で見せてくださいました。子ども達の生き生きとした

様子、幼児でも積み重ねることによって、ここまでできるのだということを、実際に見せて

いただくことができて、感動しました。

 

記念講演は、甲南大学の子安増生先生による「乳幼児の発達を考える」というテーマで、さまざまな

事例、毎日のレッスンのなかでよくある子どもの様子について、論理的な裏付けや調査、実験の

まとめを伺うことで、子どもの内面について知ることができて、勉強になりました。

 

そのあと記念演奏、洗足学園音楽大学や桐朋学園大学でご指導なさっていらっしゃる

飯野明日香先生によりますジャック=ダルクローズのピアノ曲を演奏していただきました。

本当に素敵なピアノ演奏でした。

 

リトミック教育を体系化したダルクローズ、でもご本人が作曲したピアノ曲を聴いたことがなかったのです。

正直、びっくりしました。その躍動感、抑揚、いったい何拍子なのか??演奏は大変練習なさった

と、飯野先生がおっしゃっていらっしゃいました。

 

実は、飯野先生は幼少期、リトミック研究センターでリトミック教育をうけていらっしゃって、その時に

身に付いたリズム感が、今、演奏なさったりご指導なさる時に、本当に役に立っているとお話しされて

いました。CDも出していらっしゃいます。是非、お聴きになっていただきたい演奏です。

 

フォーラム二日目は、分科会です。ここでも、素晴らしい先生との出会いがありました。

国立音楽大学でご指導なさる井上恵理先生、京都女子大学でご指導なさる岡林典子先生、舞踊家の

早川ゆかり先生です。分科会については、次のブログに書いていきますね。

 

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