バッハ講座インベンションとシンフォニア|2019/10/30

今日は。神戸市東灘区はな音楽教室です。

 

今日は、ヤマハミュージックリテイリング神戸店で行われました、バッハ講座「インベンションと

シンフォニア~バッハは何をしたかったのか~」という講座に行ってきました。

 

講師は富田一樹先生、パイプオルガンを演奏なさいます。

「僕はピアニストではありません。オルガニストです。」この言葉がとても印象に残っています。

 

バッハと言えば、有名な曲は「トッカータとフーガ」ですね。

トッカータとは、フーガとは、カノンとは・・・

色んなお話がありました。インベンションとは「デュエット」、シンフォニアとは「合奏」

というわかりやすい言葉での解説。ピアノとオルガンの違いは何か?

 

そうか、その違いが私をエレクトーン好きにさせたんだ!!と納得して帰ってきました。

バッハの楽譜についても、いろいろな出版社から出版されていて、強弱記号や演奏に対する

指示が書かれているもの、書かれていないもの、音の長さが違って表記されているものも

あると教えてくださいました。

 

一番最後に富田先生が、「自分で考えて演奏する、自分で決める」それがとても大切と

おっしゃいました。学習においても「自ら考える・・・」ということがよく言われます。

でも、大人も子どもも、自ら考えて「これでいい、これで行くんだ!!」という決断を

するには、勇気がいりますね。

 

今、私がエレクトーンのレッスンをお願いしている松丸弘子先生の口癖、「自分で決める」。

 

自分で決めて前に進む、その連続の日々、今日もまた小さな生徒さんがやってきます。

レッスンの中で必ず一回は、「自分で決めていいよ」というように心がけます。

「どっちでもいい~」という男の子。「どっちかに決める」という私の声掛けに

「どちらにしようかな、神様の言う通り」をやっています。

 

かわいいし、結局は自分で決めているんだから!!笑顔でその決定を尊重します。

「バッハは何をしたかったのか」それは、「演者が自分で考えて演奏してほしい」

そう、富田先生は結んでいらっしゃいました。

 

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圧巻のフルート500人アンサンブル|2019/10/30

今日は。神戸市東灘区はな音楽教室です。

昨日に比べ暖かな、いいお天気に恵まれました。皆さんは、

いかがお過ごしでしょうか?

 

小学校の音楽会が、今週、来週に予定されています。夏休みからずっと練習に

来ていた子ども達も、曲の完成に自ら手ごたえを感じている様子、「ヨシ!!

いける!!」と言っては練習、また練習。私が少しは休憩しない?と声をかけても

取りつかれたように楽器に向かっています。

 

10月22日神戸市民文化振興財団が主催する「KOBEミュージックポート~秋の音楽祭~

フルート500人アンサンブル」を見に行きました。

 

指揮は神田寛明先生、ソリストに高木綾子さんが素敵な演奏をご披露くださいました。

何よりも、500人以上集まったフルート奏者、6歳から80代の方まで幅広い年齢層の皆さんが

演奏してくださいました。

中央右寄りの緑色のドレスを着た方が、高木さん。その後ろがフルート奏者500人です。

 

500人・・・どんな音だろうか??ピーピー耳に障るような音?高音域を担当する楽器なので

音楽に厚みは出るのだろうか?いろいろなことを想像して、本番を待ちました。

 

なんと柔らかで、優しく美しい音色!!

 

初めて見たアルトフルート、バスフルート!!大きなフルートでしたよ。

見事に編曲されたフルートだけの合奏は、圧巻!!

 

4年に一度神戸で開催される「神戸国際フルートコンクール」。国際的なコンクールが

神戸で開かれる、神戸で生まれ育った私は、とても誇らしい気持ちになります。

そして、このコンクールを市民参加のものにという取り組みで開催されている、この500人

アンサンブル。本当に500人以上の人が日本中から集まっておられたということでした。

 

私も二年前からフルートを始めました。そして、それまで鍵盤楽器しかやっていなかった

知識や音楽に対する考え方が、徐々に変化していることがあります。

 

それは、どの楽器が一番だとか二番だとかいうことは、ない。それぞれの楽器に演者の

練習する努力と、情熱が注がれている。それぞれの楽器にしか表現できない音楽がある、

ということです。

 

教室ではリトミック修了後、鍵盤楽器に移られる生徒さんに、しばらくはエレクトーンを

レッスンで使っていただくことをお願いしています。それは、耳が育つ大切な時期に、

エレクトーンならではしか身に付かないハーモニー感、和音の響きに対する感性ですね。

その感性を育てたいために、いきなりピアノに進んでしまわずにエレクトーンの教材を

使っています。

 

しかしながら、中にはエレクトーンをピアノに劣る楽器だとお考えの保護者様がいらして、

対応に苦慮することがあります。ピアノを否定しているのではなく、教育楽器としての

エレクトーンの良さを、わかっていただきたいと思っています。

 

フルートをこんなにたくさんの方が演奏していらっしゃる。500人の演奏を見て、聴いて感じたこと、

それは、たくさんの人が力を合わせてつくる音楽の美しさ、優しさそのものでした。

 

教室でも、自分の演奏する曲に対して、子ども達がいつも真心をこめて演奏できるようになってほしい

と思っています。

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幼児期にこそ、想像力を!|2019/10/12

今日は。神戸市東灘区はな音楽教室です。

この辺りは、台風の峠は越えつつある様子、雨が上がってきました。

皆様お住まいの所は、いかがでしょうか?

 

今日は、小学生のレッスンの中で感じたことを、お伝えしたいと思います。

このソルフェージュの本は、リトミック研究センターステップ5の生徒さんが

使うものです。音符の書き方、五線の場所、リズム、歌うこと。本当によく

網羅されたテキストです。ドレミ出版社から出ていますので、一般の方もお使いに

なれます。

 

この本には全部で16曲の童謡、唱歌が入っています。これをドレミで歌ったり、歌詞で

歌ったりします。どんな曲が載っているかというと、ちゅうりっぷ、こぎつね、とんぼのめがね

などです。

 

これらの曲は、日本で古くから伝わる曲ですが、どれも情景が見えるようで心が

ほっこりしませんか?

 

でも、最近の幼稚園、保育園の子ども達はこの16曲のうち、半分も知らずに小学校に

上がっています。中には、2曲くらいしか知らない子どもがいます。

 

先日、このテキストを使っている小学一年生の生徒に、「どんぐりころころ」を歌ってもらいました。

歌詞は、ピアノ楽譜の書いてある先生用の本を見せて、二番まで歌ってもらいました。

文字は読めますから、当然歌うことはできます。

 

二番の歌詞に「やっぱりお山が恋しいと」と出てきますね。「恋しい」というニュアンスを

わかってほしいと思い、このどんぐりころころを歌って絵を描くとしたら、どんな絵を

描くかと生徒に聞いてみました。

 

生徒からどんな言葉が返ってきても、私はいつもいいのよ!と生徒たちに言っています。

自分の思ったことを言葉にすることが大切だと思うからです。

 

湯水が沸くように話し出す子もいますが、この時の生徒は、何も浮かばないと言いました。

「どんぐりはどこにあるの?どじょうはどこにいるの?」と言う問いかけには的確に

答えるのですが、なぜ、歌詞の終わりが「泣いては どじょうを困らせた」のか・・・

頭の中が、????という顔をしていました。

 

年少さんくらいなら説明してあげたら、そうか!と納得するのですが、小学生で

すし、もっと自分の言葉で思ったことを発言できると思ったのですが、いろいろヒントを

出してみたり、「想像してみて~」などと誘導しても、結局、一言も感じたことを

言葉にすることはありませんでした。

 

今、幼児期に制作、造形、音楽・・・そういう芸術分野の取り組みが少なすぎると、

子ども達を見ていると感じます。生活が便利になり、手を使うことが少なくなりました。

人差し指一本でボタンを押すだけで、何もかもができる世の中。

 

はさみは危ないと、集団生活の中で使わずに育つ子ども達が多くなっています。

折り紙、あやとり、お手玉。そんなものは昔の遊びで、今はやらないよ・・・

そんな声があるかもしれませんが、昔の遊びの中に実はとても脳を活性化させ、

集中力を高め、想像力を掻き立てるものがあることは、事実だと私は思っています。

 

学校での学習に対して、答えを言えることだけを求めて、そのような教育ばかりになってしまい、

相手のことを考えて発言するとか、手助けするということがあまりにも少なくなってしまっている、

子ども達を見ているとそう、実感することが増えてきました。

 

もちろん、そんなに優しいの!!とその子どもを抱きしめたくなるようなことを言ってくれる

子どももいますよ。

 

神戸市の小学校教諭の同僚へのいじめ問題、神戸市民として情けない、恥ずかしい、何より

教え子がこの春から、神戸市小学校教諭になっています。大丈夫だろうか、辛い目に

あっていないだろうか、そんなことを考えてしまいます。

 

世の中全体にいじめが浸透している、大人社会も子ども社会も、どんな職場でも、

どんな集団でも・・・そんな気がします。イライラした大人を見て、子どもは育ちます。

暴言を吐く大人を見て、その暴言を聞いて子どもは育ちます。それが、レッスンの中で

子ども達から見えてきます。

 

もっと穏やかで、安心して居られる場所を子供達に、作ってあげてほしい。

一番は、やはり家庭ではないでしょうか?知識だけの学習だけではなく心を育てる教育、

そんなことを考えさせられた小学生のレッスンでした。

 

たくさん絵本を読み、思うままに絵を描いて、自然の中で遊ぶ。子ども達にそういう時間を与えて

あげてほしいと願います。

 

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jetサウンドカーニバル&アレンジステージに参加!|2019/10/12

今日は。神戸市東灘区はな音楽教室です。

台風の影響で、外は強い風が吹いています。時々、家が揺れています。

皆様、いかがお過ごしでしょうか?被害のないことを願います。

 

10月6日、全日本エレクトーン指導者協会が毎年開催しています、エレクトーンを

使っての生徒さんによる編曲や、指導する講師が作る自作曲や編曲を披露するコンサートが

行われました。

 

普段はピアノを習う生徒さんも、この日に向けてピアノの楽譜をエレクトーンの音色で

弾いてみます。生徒さん自らエレクトーンに向かい、好きな音色を選び組み合わせ、

ピアノで演奏する曲を、じぶんのお気に入りの音で演奏します。

 

エレクトーンを習う生徒さんも同様に、テキスト曲の中からお気に入りを、まったく違う

雰囲気にアレンジしたりして、想像力を膨らませます。そんな取り組みがjetサウンドカーニバル

です。

 

はな音楽教室からは、大人のピアノ生徒さんが参加、ラグタイムのピアノ曲をとても

可愛らしい音色と、ラグタイムのリズムにのって、楽しく演奏しました。

 

アレンジステージというのは、指導者である先生が作曲や編曲した曲を披露します。

今年は、ピアノとエレクトーンのコンチェルト風のアレンジがたくさんありました。

 

私は、大好きなピアノ曲「フラミンゴワルツ」という曲を、エレクトーン二台の

オーケストラ風アンサンブルにアレンジし、参加しました。お相手を務めてくれたのは

生徒でもある私の娘です。フラミンゴ色の衣装、いかがでしょうか!

 

今回は、約二か月という短い期間で完成させたので、暑い夏の間、ちょっと大変でした。

私たちを指導して下さる松丸弘子先生が、本当に熱心で、メールでのやり取りも頻繁にして

下さって、滞りなく作業を進めることができました。

 

作曲や編曲の作業は大好きなのですが、なかなか日々生徒さんへのカリキュラムを

組み立てたりと言ったことに追われて、自分のことが取り組めないでおりました。

以前に、足かけ7年かかって自作曲を書いた時のことを思い出すと、取り組むことが気が遠くなって

いたのですが、以前、作曲を取り君んだことで、段取りがわかっている、もとになる

ピアノ楽譜があるということは、全く何もない自作曲よりはずっと、早く仕上げることが

できました。とてもいい経験をできたことと、自分の思い描くものをまた一つ、

この世に送り出せた事、それがとても心地いい感じです。

 

ご指導いただきました先生、当日までいろいろな準備で走り回って下さったヤマハ関係者の皆様、

そして渋々だったでしょうが、演奏に付き合ってくれた娘に、感謝します。

本当にありがとうございました。

 

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