三角柱と三角錐の違い・・・|2021/02/14

今日は。神戸市東灘区はな音楽教室です。

 

コロナウイルスの影響で、外出が自粛されて長くなりますね。教室では、そんな生徒さんに少しでも明るい気持ちになってもらいたいと思い、日ごろの音楽レッスンとは違った内容で、集まってもらうことがあります。

今日は、小学生に幾何学立体を体験してもらいました。

ティッシュボックス、お菓子の箱、サイコロ・・・いろいろなものを想像して、実際に作ってみようという内容です。まずは、三角柱と三角錐を作ってその違いを、自分の言葉で説明する。

はさみで慎重に展開図を切り取り、セロテープで貼り合わせます。段々と立体が出来てきます。見本の物と同じになってきました。

では、三角柱と三角錐の違いは?自分の言葉で説明してね。生徒が言いたいことは、手ぶり身振りで私には伝わっているのですが、あえてきちんとした言葉で表すことにこだわってみました。ここでその生徒の様子を再現できないのが残念ですが、のどまで出ている伝えたいことが、言葉にできないもどかしさ、どんな言い方をすれば、相手に伝わるのか・・・ほんの5分間ほどでしたが、私が生徒の言葉に対して、畳みかけるように質問することに対して、必死で言葉で答えを探すということを、体験しました。そして最後に「伝えたいことを相手にわかるように伝えるって、難しいんだ!!」と感想を言っていました。でもちゃんと伝えることができたという、嬉しさに満ち溢れた表情でした。

頭をフル回転したあとは、ちょっとお楽しみ。パンパステルという画材を使って、ステンシルのようなことをしてみました。

パンパステルとは、細かい粉でできている画材です。細かい部分は細い筆を使って、広い面はお化粧のパフを使って、それぞれが気に入った図案に色を置いていきました。

クレパスや色鉛筆のように、はっきりとした色がなかなか出なくて、何度も何度も色を重ねていました。初めてふれたパンパステル。出き上がりはこちらです。

エレクトーン、ピアノ個人レッスンのページはこちら

 

小学6年生の生徒たち|2021/02/14

今日は。神戸市東灘区はな音楽教室です。

昨夜は、関東、東北地方で大きな地震が発生しました。被害は、なかったでしょうか?不安な夜をお過ごしになられたと思います。とても心が痛みます。皆さんがご無事で・・・と願ってやみません。

関西は、いいお天気に恵まれました。閉塞感漂う日本ですが、気持ちを前向きに持って、今日も一日過ごしたいですね。

 

今、教室には小学6年生が3人来ています。

一人は男の子、校区外から自転車で20分かけて来てくれます。レッスン内容は主に、これからの中学校の試験対策。今までに音楽の習い事をしていないので、中学に上がってから困ることがあるだろうと、小学校の復習と、アルトリコーダーの練習、そして、実際の中学校での試験問題に取り組んでいます。

演奏のレッスンではありませんが、たっぷりと音楽にひたる、そんな時間を過ごしています。

 

二人は女の子です。そのうち一人は3年生から、ソプラノリコーダーが苦手で、教室に来てくれるようになりました。見る見るうちに腕前を上げて、小学校の音楽会ではリコーダーソロで演奏するまでになりました。

この子は、私立の小学校に通っています。公立の小学校とはまた違った教育方針で、とにかく自分で努力して練習して、課題曲をどんどんやって前に進んでいく。自分との闘い。そういう学校の姿勢をとても強く感じました。

彼女は、5年生の時ぐらいに、6年生のソプラノリコーダーの課題に挑戦できるようになっていて、6年生では学校の先生が、準備する楽譜に追われるようなことになり、本当によくやってきたと、ほめていただいたそうです。

お母さんが、苦手だった音楽が大好きになって、音楽会でソロまで吹けて嬉しいと、おっしゃってくださいました。

もう一人の女の子は、ちょうど去年の3月まで在籍して、エレクトーンのグレードテスト9級を受けて(結局、コロナウイルスの影響で、試験が中止)私立中学受験のため、お休みに入っていましたが、無事に志望校に合格、教室に帰ってきてくれました。

9級の試験のために準備していた課題曲の中に、エルガーの「愛のあいさつ」がありました。去年から教室の発表会に、ヴァイオリニスト瀬﨑明日香さんと生徒の共演が実現するようになり、この生徒が帰ってきたら、この「愛のあいさつ」で、ヴァイオリンとエレクトーンで共演出来たらどんなにいいか!!と、私はずっと考えていました。

一年ぶりに帰ってきてくれたこの生徒。しばらくぶりなので、ヴァイオリンとの共演なんて・・・楽譜も見てないから、すっかり弾けないよ~と言い出しはしないかと、心配していましたが、「絶対にやる!今年、共演する!」と張り切って帰りました。

その意欲、久しぶりにともに作る音楽、ともに過ごす時間がとても心地よく、幼稚園年中さんから来てくれていた小さかった頃のこと、彼女が何度も出演した発表会で演奏した曲、私の中で、この生徒のいろいろなことを思い出しながらのレッスンとなっています。

9級の「愛のあいさつ」から7級の楽譜へ、かなりレベルアップした楽譜ですが、やる気満々、生徒の成長が楽しみです。

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大きな口を開けよう|2021/02/13

おはようございます。神戸市東灘区はな音楽教室です。

春の訪れを感じる明るい朝ですね。皆様、いかがお過ごしでしょうか?

 

こんなにいいお天気で、陽射しが明るく、幸せをいっぱい感じる季節になってきましたのに、毎日マスクをして過ごさなければならない。

マスクによる感染防止と同時に、マスクによる健康被害も考えないといけないかと、思っている今日この頃です。

 

それは私自身が、声が低くなっていく、声がかすれる、滑舌が悪くなる、胃腸が下がっている感じがするからです。

以前、西宮で歯科医院を開業なさる松岡先生に、子どもたちの口の中のトラブル、滑舌の悪さ、赤ちゃんの抱き方、靴選びなどについて教えていただきました。

松岡先生を通じて、東京で開業なさる川邉先生をご紹介いただきました。川邉先生がお考えになった「ペットボトルマイク」を、今、教室で実践しています。

「あめんぼ およぐよ あいうえお」などというように、ア行から順に子どものまわりにあるものや、すぐに思い浮かべることができるものを題材に、語呂を作ってみました。(松岡先生も川邉先生も独自で作っていらっしゃいます)

 

それを、ペットボトルをくわえたまま声に出す。いつもの倍くらい、口を開けないと発音できません。

次に、ペットボトルを放して、同じ「あめんぼ およぐよ あいうえお」を言い、最後に出せるだけ舌を「べー」と出します。

これを、何セットか言うと、子どもの声量が見違えるほど大きくなり、滑舌がはっきりして、子どもなりに自分の声がとても良くなって、おしゃべりが上手になっていると、実感しています。

 

ペットボトルが口にくわえられない(それだけ口が縦に開かない)生徒もいます。そういう生徒は、必ず滑舌に問題を抱えています。

例えば、カ行、サ行、ハ行、ラ行などが上手に言えない。

「両手」が「ようて」に聴こえていたり、「あひる」は「あいる」に聴こえているようです。

 

なぜそれがわかるかというと、聞こえた言葉を文字に書く時に「あひる」を「あいる」と書いてもケロッとしています。違いがわからないようです。

 

これでは、小学校に上がってから、国語の時間にはきっと苦労しますね。事実、そういう生徒さんが何人かいます。

 

食べるものが軟らかくなっている、赤ちゃんの時の抱き方による影響、赤ちゃんの時からの運動不足、例えば、ハイハイが足りない、きちんと体を使って発達してこれていない状況が、あるということですね。

 

このことについては、ずいぶん前から幼児教育の分野では、指摘されていました。歯科医師さんも、見る角度は違うかと思いますが、共通することに気が付いて、私たちに知らせようとしてくださっています。

是非、知能だけ重視する子育てではなく、体をしっかりと作る子育てを、親御さんに考えていただきたいと思っています。

 

滑舌・・・早い話が、子どもが何を言っているか、よくわからない、大人が聞き取りにくいということを、解決していく一つの手段として、ペットボトルマイクは、本当に有効です。大人の方も、お試しになってください。

川邉先生のご著書を紹介いたします。

東京で川邉先生が開業なさる未来歯科のホームページはこちら

 

是非、絵本の読み聞かせを!!|2021/02/07

今日は。神戸市東灘区はな音楽教室です。

午前中は、ポカポカ陽気で春を感じました。朝からレッスンに必要な文具を買いにお買い物、寒くなくて気持ちがいいお散歩となりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか?

 

今日は、絵本の読み聞かせを、お母さんやお父さんにお願いしたいと思いました。

最近、リトミックに来られるお子さんの、発語やおしゃべりが遅い事が気になります。ここ2~3年で特に遅くなっているように感じています。

そんな中でも、今来ている一歳の女の子は本当によくお話しできるのです。そういえば以前に来ていたお子さんも、一歳で可愛くおしゃべりしていました。

この二人の子どものお母さんに共通することは、お母さんが程よいテンポで、よく子どもに話しかけていることです。

けっして単なるしゃべりな大人ではなく、きちんと子どもとの会話を楽しむ、程よい会話のキャッチボールが出来ているということを感じます。

レッスン中に、全くお話ししないお母さんなんていらっしゃいません。

ただ、よくよく聞いていると、「片づけなさいよ」「ちゃんとしよう」「しないの?」というような言葉が多いです。

でも、会話ができているお母さんの言葉をよく聞いていると、例えばレッスン中におむつの中が汚れた様子の時、「あれあれ、出ちゃったかな?どうする?おむつ、変えようか?ごろリンしてくれるかな?」

そうすると、一歳であってもごろりと横になり、おむつ交換がスムーズに行くようにじっと待っています。

「あ!出てる出てる。シーが出たね。教えてくれてありがとう、はい、きれいになりましたよ」というように、ずっと優しく話しかけてあげています。

おむつ交換の時、どんな言葉をかけてあげていますか?ご自身はどうしていらっしゃるか、一度、ゆっくり観察してみてくださいね。

子どものおしゃべりが遅いという原因は、入力されないと出力はできない。きちんとした話し言葉を聞かないと、お話はできない、そういうことかと思いました。

 

リトミックに来られる多くのお母さんが、育児書に書かれてある時期に比べて、言葉が遅いことを悩んでいらっしゃいます。

お母さん自身、学校を卒業されて社会で働き、そして親となる。その過程で人と十分に話すことが、以前に比べて減っているのだと感じます。

特に今、マスクをしていますし、読書離れ、パソコンの普及などにより、他人とのコミニケションを頻繁にとることが要求されなくなっています。結果、コミュニケーションが上手く取れない大人が増えています。

そんなことが大人の語彙不足、子どもに何と言って話しかけたらいいかわからないという親御さんもいらっしゃって、会社で同僚と話をするように会話している方もいらっしゃいます。

 

絵本を読み聞かせすることで、語彙力は増えるでしょうし、想像力も豊かになると思います。事実、例にあげたお母さんは、毎週教室の絵本を何冊かお持ち帰りになり、子どもにお家で読んであげています。

これは、リトミックステップ3の中に、物語「3びきのくま」を取り上げ、大きい、小さい、中くらいという言葉を使っていく内容の時に、私が生徒に読んであげる絵本です。

 

くまの親子が散歩から帰ると、女の子が寝ている。くまの帰宅にびっくりした女の子が叫んで飛び出す。そういうページがありますが、私は、その部分を大きな声で読んで、本当に聞いている生徒がびっくりするような、そのびっくりした自分と女の子のびっくりが一致するような感覚を、生徒に伝えたいと思って、大げさに読みます。

ある生徒は、私の声にびっくりして、私にしがみついて後の読み聞かせを聞いていました。その時に、「びっくりした?そうだね、そんな風にこの女の子もびっくりしたかな」というと、「なるほど~」という顔をしていました。

 

子育ては、大変ですね。人の営みではあるけれど、背景となる時代が違いますから。子どもはなにも違わない、変わっていない。でも育児書のようには育てられない、書いてあるような発達はたどらない、そこが親御さんの悩みです。

でも、小さい時の読書量は、学力にはっきりと反映しています。

そのことを、今、生徒を見ていて実感していますので、参考になさっていただけたら幸いです。

 

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毎年恒例のお味噌作り|2021/02/05

今日は。神戸市東灘区はな音楽教室です。

今日は、暖かくなってお日様の光も明るく、晴ればれとした気持ち

になりますね。皆様、いかがお過ごしでしょうか?

 

先週、毎年どなたかが家族で来てくださる、味噌作りをしました。ゆでる前の硬くて小さい大豆と、ゆでたて熱々のふっくらと膨らんだゆで豆を、子どもに触ってもらって違いを感じてもらいます。

 

そして、ゆであがった豆をビニールに入れて、親子三人で踏んで踏んで!!靴下をはいていたので滑って、踏みにくい。「脱ぐ!!」と言って靴下を脱いだものの、熱くてなかなか踏めない。

袋をひっくり返したら、もう一度踏む。その繰り返しをしていきました。

その中に、麹と塩、種みそを入れて、さらに踏んで踏んで豆をつぶしていきます。

 

豆の粒が小さくなってきたら、容器にボールを投げ入れるようにして入れていきます。

「お団子作りだね!」と言いながら、たくさんのお団子を作って、入れていきます。

お母さんが本当に楽しそうに取り組んで下さいました。そして、美味しいものを作るには、こんなに手間と時間がかかっているのだということ(豆を水につけること2日、そのあと4時間くらい火にかけていることなど)捨てるものなど何もない、食べ物を大切にするということを、とても強く感じて下さったようでした。

 

さて、袋の中のつぶした豆も、そろそろ容器に詰め終わり、片付けにかかったのですが、子どもが袋の中に残った豆を、美味しそうに食べだしました。ビニール袋から、はがしとるようにして、食べていました。お腹が空いたのでしょうね。

 

まず、大豆からゆで豆変化した豆の触感、そして潰す作業の中で匂ってくる大豆の匂い、麹の匂い、これまで見たことのない、経験したことのない事を、たくさん感じてもらえたかなと思いました。

 

子どもはもちろん、大人も、もっと五感を鍛えましょう、使いましょう。想像力も豊かになると思います。いつか、どこかの場面で、親子三人で初めて体験した味噌作りが、何かのヒントになって、アイデアが浮かぶかもしれません。

 

コロナウイルスの影響で、外出が制限されていますね。でも、私はこういう時だからこそ、生徒さんとやりたいことがいっぱいあります。

手を使う、考える、ひらめく、自分でやってみる。この繰り返しが、

子どもの成長に欠かせないと思っています。

 

お家でテレビばかり見ないで、音楽を聴いたり、本を読んだり、何かを作ったりと、芸術に親しみ、創作することに意識を向けていただきたいです。

 

まだまだ自粛ムードは続きそうですね。でも教室で、はさみを使ったり制作をたくさんやってきている生徒は、お家でも自分から折り紙を買ってもらって何かを作ったり、工夫して遊んでいると聞いています。

 

皆さんもお家でできることを見つけて、どうぞ楽しんで下さいね。

 

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