幼児教育を目指す皆さん、現場の皆さんへ|2016/06/26
今日は。今日は梅雨の晴れ間、いいお天気ですね。我が家は窓を全開、洗濯を
たくさんしました。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
大人は、リトミック生徒さんのお母さんと幼児教育の現場で働く先生や大学生です。
みんなで知恵を出し合って、タヌキになりきって歌を歌い、振り付けをしました。
はな音楽教室には、幼稚園、保育園の先生がたくさん通ってくれています。
毎月の歌の伴奏の練習や、音楽会の演目を一緒にアレンジしたり、卒園式などのイベントの
ピアノ練習と、生徒さん一人ひとりに最も必要なことを、レッスンに持ってきてもらいます。
私が小学生の頃は、ピアノは習うものという風潮がありました。今はそうではありませんが、
侮ることなかれ、小さい時に経験した人と、まったく経験しなかった人では、大きな違いが
あります。いい演奏がなかなかできません。
音楽が、お仕事で必要になる幼児教育、小学校の現場で、先生という立場の人が音楽に精通していなくて、
子どもたちにより良い指導ができるでしょうか?教室に通っている生徒さんは、みんなそのことを
ひしひしと感じ、忙しい毎日を過ごしながら、少しでも練習して力を積み重ねようと努力して
います。
現代社会は、CD やDVDといったものが当たり前に使えるようになったため、それらを使用する
ことで音楽教育がなされているようですが、例えば音楽会の練習で、できないところだけ練習したい
と思っても、CDに頼っていると、何度も最初から練習しないといけません。効率が良くない
ばかりでなく、子ども達にもそういう学習の方法が当たり前だということを、教えてしまって
いないでしょうか?
教室に通う子どもの生徒が、間違ったところだけ弾いてみようと言っても、最初からでないと
できない、途中からなんてわからない、と言います。少し前には、なかったことです。
音楽の力は、計り知れないものがあると、私は信じます。その素晴らしさを是非、教育現場で
働く皆さんにも味わっていただき、その感動を子どもたちに伝えてほしい、そう願っています。
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小学校、音楽会のオーディションが、始まっています|2016/06/23
こんにちは。昨日の夜から今朝にかけて、本当に大雨でした。
皆さんのお宅では、被害はありませんでしょうか?
私は、六甲山が崩れないか気が気でなく、何度も起きてしまいました。
さて、2学期に予定される小学校での音楽会、そろそろ数の少ない楽器パートを
演奏できるお子さんを選抜する、オーディションが一部の小学校で始まっています。
教室の4年生の生徒さんも、先週から頑張っています。リコーダーの練習をしました。
頑張った成果です、先週中にリコーダーのテストに合格し、今週から希望のパートの楽譜に
挑戦しています。
音楽は、音符が読めることも大切なのですが、最近はどこの小学校もドレミを文字で
書いてしまっていて、音符そのものを理解せずに取り組まれています。
しかし、ドレミだけでは演奏できません。リズムが取れなければ大勢での演奏はぴったりと
あうことはありません。
そしてリコーダーや鍵盤ハーモニカの演奏は、最近のお子さんが不器用なことが端的にでてしまいます。
でも、本来音楽は楽しいものです。何かしら力になれることがあると思いますので、
オーディションに向けて困っていらっしゃることがあれば、是非、お問合せください。
子ども達が、心の底から音楽が好き!!楽しい!!と思ってもらえることを願っています。
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ヤマハエレクトーンフェスティバル、金賞!!|2016/06/16
おはようございます。昨日までのいいお天気から一転して、梅雨空ですね。
気温も湿度も高く、体にはこたえますが、元気で乗り切っていきましょうね。
遅くなりましたが、5月29日、ヤマハ神戸店にて行われました、
エレクトーンフェスティバル、jetライブに5人の生徒が参加、うち2人が入賞しました。
彼は、小学2年生、エレクトーンを初めて半年ほどです。5月のコンサートではリトミックの
小さなお友達の演目で、演奏してくれました。jetライブまであまり時間が残されていなかった
4月くらいから、参加に向けて練習をしました。
今、ヤマハエレクトーン個人レッスンのテキストが新しくなり、本当に素晴らしい内容です。
子どもたちに、楽しくレッスンを進めることができます。初期の生徒さんは、テキストと
タイアップしたCDをとにかく聴いて聴いて、歌って歌って、それから演奏します。
彼は、英語が好きだそうで、音を聞き取る力がとてもいいです。
エレクトーンのレッスンも、ニコニコ笑顔で、素直に課題に取り組んでくれます。
スイングというリズムジャンル(ジャズに入ります)で、日本人にはなかなか難しいリズムに
のっての曲を演奏しました。その演奏がリズムによくのれていたことが、評価されました。
もう一人、受賞したのは、大人の生徒さんです。また今月、この受賞により一段階上の大会に
参加することが決まっているので、まだまだ練習を積んでいます。頑張ってほしいです。
私は、賞を取ることを期待しているのではありません。子どもたちが自分の力で演奏し、
その結果、入賞であればそれはそれで素敵なことです。入賞しなくても、演奏している姿、
表情は、自信に満ちています。その姿を親御さんに見ていただきたい。そして
終わって生徒さん自らが味わう達成感、そういう経験をたくさん積んで
ほしいと思い、レッスンの一環としてエレクトーンフェスティバルに参加しています。
写真の後ろに写るゆりの花は、彼が大切に育てているもの、みごとに咲いていますね。
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6月の壁面|2016/06/12
毎月、季節感を感じることが出来るようなテーマで、壁面を
作っています。今月はあじさいの花です。
上の部分はこれから、7月に向けて星空、天の川を作ろうと思っています。
たくさんのアジサイ、白く写っているのは、テルテル坊主です。
一歳児さんから小学一年生まで、それぞれの年齢でできることを、一枚の壁面に
集めます。テルテル坊主の下の水色の部分には、来週のレッスンでお魚を、1歳さんに
作ってもらおうと思っています。また7月の分が完成したら、アップしますね。
テルテル坊主は、3歳児年少さんの作品です。リトミック研究センターの教材に、
マルや三角の形が型抜きになったものがあり、型にそって手首を柔軟に回しながら
鉛筆で書くというカリキュラムを使いました。アジサイの花びらは、
その型抜きでマルを書いたものの上に、貼っています。できるだけ、子どもに
してもらいます。
アジサイをシール貼りした1歳、2歳は花びらに見立てた色紙を、上手にハサミを使って
切りました。3歳はテルテル坊主、首にリボンをつけました。4歳以上は折り紙です。
どの子も、どんな工程も、用意されたものの中から自分で選び、自分で決めて取り組みます。
一週目で嫌がっても、二週目にはすんなりと取り組めたりします。
自分で選ぶ、そして責任をもって作業をやりこなす、壁面のどこに自分の作品を貼るか、
それも自分で決めます。モンテッソーリ教育の源流は、ここにあります。与えられることだけを
するのではなくて、自分の意思をしっかりと表現し、形になっていくことの喜びを経験します。
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本当に、落ち着いたいい子に成長しました!|2016/06/12
6月は、教室の壁面をアジサイの花、7月は夜空の星(七夕の天の川)に
しようと思って、毎週少しずつその子に応じた内容で、制作に取り組んでいます。
一年生になった彼は、私にアジサイの折り方を丁寧に教えてくれ、一週目にたくさん
作りました。二週目、作ったアジサイを思うように重ねて素敵な花を作りました。
先のブログに1歳から、両手を使うことが大切と書きましたが、折り紙も、制作も
本当に想像力を働かせ、手をよく使います。同じものを作っても、手先の器用な子、
不器用な子は、はっきりと表れます。最近は手や指の力のない子も増えています。
手先の器用さは、学習能力、鍵盤演奏能力に直結します。
彼は、3歳からリトミックに来ています。ちょうど弟君が生まれて、お母さんが
育児休業中でした。だっこされる弟が気になる、お母さんが気になる、弟君が大きく
なってくると、レッスン中に二人でプロレスをしていました。
それでも、なんとかカリキュラムをこなして、リトミック総仕上げの段階まで来ています。
男の子は、照れ屋さんです。歌うことが恥ずかしかったり、リズム打ちができなくて
するのを拒否したり、それはそれはいろいろなことがありました。でも、今では私が
ドレミで歌う歌を、すぐに覚えてオウム返しに歌い、演奏できるまでになりました。
私が演奏しているのは、彼が弾いているメロディーに対する伴奏です。子どもが演奏
するのは、メロディーだけですが、常に正しい和音(ハーモニー)を聴きながら、
音楽をメロディー、ハーモニーの全体像として、感じてほしいと思ってレッスンを
しています。そして、リトミックを卒業して、いよいよ本格的に鍵盤演奏に向かっていきます。
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リトミック1歳クラス、または2歳クラスを募集します|2016/06/12
今日は。今日は朝からジメジメ、蒸し暑い一日です。少し動くだけでも
汗が出ますね。小さなお子様には、充分な水分を飲ませてあげてくださいね。
火曜日の11時から、リトミックのレッスン時間をとることができるように
なりました。幼稚園に行ってらっしゃらないお子さんで、ご希望があれば体験レッスンを
させていただきます。是非、お問合せください。
写真は、1歳クラス(1歳3か月)の生徒さんと一緒に作りました。
シールを貼る作業ですが、左手でシールの台紙を持って、右手で一枚ずつ取って貼ります。
お子さんをよく観察してください、片手で物を取ることが多くなっていると思いますが
両手を同時に使うことが出来る様に、言葉をかけます。お母さんもよく協力してくださいます。
もう、トイレトレーニングをなさっていますよ。立派です。
1歳6か月までのお子さんと、1歳6か月を過ぎて2歳までのお子さんでは、随分できる
ことが違います。でも、この生徒さんは本当にジーッと私のすること、言うこと、見せる
ものを吸収しようとしているようです。黙って、私を見てくれます。真似をしてくれます。
音楽に合わせて体を動かすことに、少しずつ慣れてきました。まだ、レッスンを始めて
2回目ですが、すっかり慣れてくれています。
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音楽教室における発表会とは・・・|2016/06/07
こんばんは。梅雨入りしましたね。今日は、朝から降ったりやんだりです。
体調を崩されないよう、皆さん、お気を付けくださいね。
クラスコンサートを5月15日に終えて、29日にエレクトーンの生徒が5人、ヤマハエレクトーン
フェスティバル、通称EFという大会に参加しました。コンサートでの曲をもう一度、演奏
する感じで、毎年取り組んでいます。
それぞれの生徒は、自信に満ち溢れた表情で、それほど緊張している様子もなく、舞台を楽しんだ
ようでした。
このフェスティバルは、小学校低学年、高学年、中学、高校、一般と年齢で部門が分かれています。
それぞれの部門で演奏し、審査員の審査により2人が賞に選ばれ、一人は、今月に行われる
一段ステップの高いEFに出場します。
私の教室でクラスコンサートと呼んでいる、いわゆる発表会というものは、とても大切なものです。
誰にとって大切か、それは、演奏する生徒にとってです。その日に向けて何回も練習する、出来上がる
喜び、本番前に緊張から一度、演奏が崩れたりします。リラックスする中でも冷静に自分を見れること、
そして本番、失敗を恐れず演奏を始める、あっ、間違えた・・・でも止まらないで弾き直さないで
前に進む。弾き終えてもまだ、心臓はバクバクしている、なんとか、お辞儀して舞台を下りる。
お客様の拍手を後に、舞台袖で、私にやれやれ、終わった!という表情を見せる。
いろんな気持ちを経験します。学校生活や塾などでは経験できない、だけど自分自身としっかりと
戦って、自らにエールを送り、集中して取り組みます。確実に感じる達成感。これこそがとても
大切です。
今、神戸新聞に有名な進学塾、希学園の園長先生が「受験のココロ」という題で、連載なさっています。
とても面白いです。希学園!!そこの園長先生がどんなことをお書きになるのだろう、一に勉強、
二に勉強とお書きになるのかと、最初にこの連載記事を読むとき、ドキドキしました。
しかし、そこには、私が生徒たちに対して考えていることと、同じことがたくさん書かれてあります。
5月は「達成感がやる気を引き出す」というタイトルです。「大人が、子どもの欲しい物をぶら下げて
それを目当てに、頑張らせようとすることがありますが、これは効果が長続きしない、場合によっては
子どもに間違った価値観を育ててしまう。子どもが正しく成長していくためには、最終的には与えられる
ご褒美ではなく、できる限り自分で自分に与えるご褒美をつくっていくことが、大切」と書いて
いらっしゃいます。
クラスコンサートとエレクトーンの大会に向けて準備し、出場し、無事演奏することができた、
これはまさにこの文章の内容を、実践したものです。コンサートを終えて、すぐにどの生徒も次は
どんな曲を演奏するか?考えています。もう心は次に向かって動き出しています。