小学生のエレクトーンレッスン|2017/09/30
今晩は。今日は運動会という小学校も多かったですね。いいお天気で、楽しい
一日を過ごせたのではないでしょうか?
教室では、リトミックを小学校に上がる前か、一年生の間に修了させて、引き続きエレクトーンなどの
鍵盤楽器を演奏するコースへと、移っていきます。主に、楽譜を読んで演奏することが多くなるの
ですが、リトミックを修了していることにあわせて、入会時から、音楽をよく聴くということに
とても重きを置いてレッスンを進めていますので、その効果があらわれている、今現在進行中の
レッスンの様子をお知らせします。
小学2年生の女の子。12月に開かれるエレクトーンイベントに参加するため、今、テキストの中から
気に入っている曲を練習中です。書かれてある楽譜は、だいたい演奏できるようになってきました。
エレクトーンの教材は、CDがついていてとても素晴らしいものです。生徒が演奏するのは、
メロディーと伴奏だけですが、CDにはイントロ、間奏、エンディング、メロディーや伴奏以外に、
重なって響き合う音がたくさん入っています。
彼女と、イントロの部分を耳で何回も聴いて、音を探ることを一緒にやってみました。
私は、CDデッキの前にずっといます。イントロの初めの一秒を何度も何度も繰り返して聴き、何の
音が鳴っているか、探していきます。とても地道な作業ですが、彼女にはなかなか面白いようで
「もう一回、もう一回」と言ってCDを聴いては、エレクトーンを弾き、「ちょっと違うな~」「これかな~」
なんて言いながら、まずは一小節を聴き分けました。
もう一人は3年生の女の子。学校で習った歌の曲を、来年の教室の発表会で自分が演奏して、教室の
みんなに歌ってもらい、大勢で楽しみたい!!と、自分で曲と構想を提案してくれました。
彼女は、リトミックをしっかりとマスターしたので、リズムだけを書いてあげると、あとは、自分で
音を探り弾きして、楽譜に書いていっています。学校で習ったままのキーでは、高い音が多くて
歌いにくいので、少しキーを下げました。私は出だしの音、ひとつだけ指示しました。後は自分でどんどん
歌いながら書いています。
耳で聴いて楽譜にしたり、キーを変えて(移調と言います)書き直したりという作業は、だれでも
出来るわけではありませんが、4歳から7歳くらいの間に音楽のレッスンを受けていれば、それなりに
音感がついて、正しい指導のもとでなら、こうしたことはできるようになります。
今、鍵盤ハーモニカ、リコーダーができなくて、教室に来ている小学生を見ていると、小さいうちに
音楽のレッスンを受ける素晴らしさがよくわかります。4歳から7歳の間に聴こえてくる音を、正しい
音程で歌えることが、小学生になったときに、楽譜に書くことができる力になります。
音楽のレッスンをうけていたからこそ、感覚的に体に入ってくるものが、大きいようです。
ストレスの多いこの世の中を、これから生きていかないといけない子ども達。どうか、心の癒しに、
自分を励ますきっかけに、自らが歌ったり演奏したりできる素地を、子どもが小さいうちに用意して
あげてほしいと、親御さんにはお願いしたいです。
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