たなかしんさんの絵本原画展|2019/12/02

今日は。神戸市東灘区はな音楽教室です。

久しぶりの雨降りとなりましたね。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

 

先週金曜日、梅田阪急百貨店で開催されていました、画家たなかしんさんの

原画展を見てきました。

キャンパスに直接ではなく、砂をキャンパスの上にのせて、

その上に絵具を置いていく。それがたなかしんさんの絵の特徴です。

 

鮮やかな色、砂によって作られる、いい感じの凹凸感、でこぼこしているなかに

目を見張る美しい絵。また新しい世界を見せて頂きました。

 

絵本を購入して、その絵本にご本人様からサインをして頂きました。

その時に、「企業秘密でしょうが、こんなにきれいな色を出すのに、どれくらい

たくさんの絵具をお使いですか?」と尋ねたところ、「学生さんが使われるような

安い絵具ですよ。でも、4色しか使わないのです。」とおっしゃいました。

 

いろいろとお話が出来ました。私も前に進まなければいけない!!と思いました。

私が購入したのは、後藤ひろひとさんの文章に、たなかしんさんの絵で

作られた「ガマ王子VS ザリガニ魔人」というものです。

早速、リトミックの生徒さんに読みました。彼は年少さん、読み終わっても、もう一回、もう一回と言い、

全部で3回読みました。

 

このお話は、ちょっと悲しい内容なのです。彼の表情が曇っているのは、読んでいる途中で涙が

出てきたみたいです。ハッピーエンドではないお話ですが、とてもとても人として生きる上で

大切なことが書かれています。

 

もう一冊購入したのは、たなかしんさんが文章も絵もお描きになった、「げんきのないピエロのたからもの」。

こちらも、内容が濃い物語でした。これは、小学生に読んであげました。

神妙な面持ち、考えている表情。「ああ、面白かった!」ではない顔つきでした。

 

たなかしんさんの絵本を、私が一番、絵が綺麗だと感じた二冊を購入しました。

どちらも文章も絵も、とても大切なことをしっかりと子どもに伝わるように描いてくださっている

と感じました。それは、読んで聞かせてあげた子どもの様子から、ひしひしと感じます。

 

いじめ、嘘、独りぼっち、不登校・・・

日本中が、嫌なことだらけになっているような気がします。

もっと人が人であるべき、優しさや勇気、強さや思いやり、正義と言ったことはどこに

行ってしまったのかと、私は感じます。

 

そんなことに、優しく答えてくれる絵本だと思いました。

大人の方が読まれても、きっといいと思いますよ。

 

 

 

 

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