ディズニー映画 くるみ割り人形|2018/12/04
今日は。神戸市東灘区はな音楽教室です。
12月師走になっても、暖かい毎日ですね。皆様、いかがお過ごしでしょうか?
来年、教室の発表会でリトミッククラスの演目は、くるみ割り人形にしました。
前回のブログでもお伝えしましたね。そのくるみ割り人形が、バレエではなく映画になって
上映されているので、観てきました。
これぞ、芸術!!感動しました。全編にわたって流れるオーケストラによるクラシック曲。
もちろん、チャイコフスキー作曲くるみ割り人形が主になっていますが、この組曲をモチーフに
映画の為に作られた曲も、本当に素敵でした。
くるみ割り人形は絵本にもなっています。映画のストーリーは、絵本通りではありません。
物語の主人公、クララのお母さまが亡くなって、初めて迎えるクリスマスイブの夜から
お話は、始まります。
激しく争う、戦うというシーンや、お互いをののしったり傷つけあうというような残酷な場面は
ほとんどなく、静かに、でも家族の死を悲しみ、悲しんでばかりはいられないという心の葛藤、
悲しみが憎しみ、裏切りへと姿を変えていく、そういうことが丁寧に描かれていたと思いました。
この映画を子どもたちが観ても、充分伝わるお話だと思います。登場人物みんなの美しい立ち振る舞い、
言葉づかい、ところどころに出てくるバレリーナの踊り、そして音楽そのもの。
どれをとっても、子ども達に感じてほしいと願う物ばかりでした。
日本人は、お行儀がいいはずでした。でもだんだんと、公共の場所と家の中との区別がつかなくなり、
乗り物の中で大きな声で喋る、馬鹿笑いに高笑い、歩きながらものを食べる、飲む。子どもは大人が
していることは、疑いもなくいいことだと思って真似します。そして身に付きます。
そういうことが日常化している、とても残念だと日々だと私は感じています。
映画くるみ割り人形は、きどった上品さではなく、当り前にあったお行儀のよさを、見せてくれて
います。是非ご家族で音楽を、物語を、とにかく目に映るすべての物、耳に入る素晴らしい音楽を
堪能していただきたいと思います。
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