手作り会、知育クラスの延長で・・・|2017/02/13
今日は。日差しが明るくなっていますね。気温は低くても、春はそこまで
やってきている!そう実感できる季節になってきました。
普段は、リトミックやエレクトーンのレッスンにきている子どもたちですが、
個人レッスン以外にも、教室に来て手を動かし、作品を作ることが大好きです。
いつもは、手作りのテーマを決めて、全員同じテーマで思い思いに物作りをしています。
今回は、今日、何に取り組むかを自分で選んでやりとげる、そんなねらいをこめて、
準備しました。
シール貼りを選びましたが、図案の全部にシールを貼れなかったです。
でも、下絵のマルにぴったりとシールを貼ることができています。
両手を上手に使って、集中して・・・だからきっと疲れたのでしょう。
「さかなのお口だけ、貼ってみようか?」一休みしては「ひれだけ貼ってみようか?」
そんなふうに声をかけて、休みながらも一時間、座って取り組むことができました。
時間内に貼れなかった部分は、「今度来た時に、仕上げる!」そう約束しました。
楽しく工夫しました。これは一年生の女の子の作品。
雪だるまは、二年生の女の子の作品です。この二年生の子は、雪だるま以外にももう一枚
作成して、約一時間半、黙って取り組んでいました。時々、ひよこの縫いさしをした子が、
話しかけると「先生が、今日は黙ってしましょうって言ってたやん!静かにしましょう!」
と発言していました。
この発言が、偉いと思いました。どうしても、心で思っていても口に出せないことが
多いですよね。でも、しっかりと自分の気持ちを相手に伝える、それも美しい日本語で、
相手を罵倒したり、吐き捨てるような言葉ではなくて、最後に「静かにしましょう」という
フレーズ、学校の先生がおっしゃっているのでしょうか、私も言いますが!
子どもは、ほとんど周りの大人の使う言葉をそのまま、大人が使うのだからいい言葉なのだと
思って育ちます。特にお母さん、教育者は気を付けなければなりません。
語り口調がきつくて、困っています・・・とお母さんがわが子のことを嘆く。
時々生徒さんの中にいらっしゃいますが、私は、「お母さんはどうですか?いつも
イライラした状態で話しかけていませんか?」と伺います。
お母さんはハッと気が付かれます。そして素直に受け止めてくださると、そこから
毎日が変化し、子どもは落ち着いてきます。
イライラすることが多い毎日だと思いますが、少し、立ち止まって深呼吸してみて
ください。お母さんも子どもも、いい状態にリセットされます。
雪だるまを作った生徒が、こんな感想を書いています。
「今日は、いろいろと作ったり貼ったりして、難しいところもありましたが、すごく
楽しかったです。ありがとうございました。」
ワイワイと騒いだりする楽しさとは、全く違いますが、心から楽しいと感じてくれる。
手作り会には、そんな空気感があるので、生徒たちは集まってくれるのかなと思います。
知育コースでは、ひらがなを書くなどということだけではなく、こうしたことを積み重ね、
精神的に落ち着いて取り組む力を、子どもに身に着けてほしいと思っています。
知育コースはこちら