音楽の成績がUP!!|2018/12/30
今晩は。神戸市東灘区はな音楽教室です。
サウンドカーニバル優良賞受賞に続き、嬉しい知らせが届きました。
今年の夏休みから、中学三年生の男の子がレッスンに来てくれていました。
それも、電車で一時間以上かけて。遠いところを、本当に頑張ってくれました。
彼は、一学期の音楽の成績があまりにも悪かったので、志望校に手が届かないと
学校で言われました。何とか音楽の成績が上がるようにとのことでした。
中学三年生というと、声変わりの時期です。恥じらいも感じる年ごろ。
筆記試験はできても、問題は実技試験ですね。
中学になると、リコーダーや歌をみんなの前で、一人ずつ歌いますね。それが実技テストとして、
成績になります。
彼には、時間がありません。どうしたら短期間で上手になるか、私もあれこれ考え、試してみました。
しっかりと声が出る様になって、音も外れないようになりました。リコーダーも頑張って
練習していました。
彼は、サッカー部でしたので、真っ黒に日焼けしていた夏休み、季節がめぐり秋には、日焼けの
肌も落ち着き、毎日、学習塾に通い、お風呂で歌の練習を続けていたそうです。
成績が出ました。無事、志望校に願書を出せるところにきました。中学の先生が、手書きで
音楽実技の評価を書いてくださっている部分には、A判定もたくさん増えていたそうです。
暑い日も、日暮れが早くなった秋にも、電車で一時間以上かけて通ってくれた、彼とお母さんの
努力には、頭が下がります。それはみんな、志望校に合格したい一心で、苦手を克服するために
親子で頑張って下さった、素敵だと思います。
どこか、入れる学校でいいわ~
そんな動機で高校にしろ、大学にしろを選ぶ基準になっていませんか?
彼には、明確な目標があったので、頑張れたと思います。
受験シーズンを迎えますね。受験生のみなさん、体調を万全に、全力を出して志望校に
合格してくださいね!!
リコーダーレッスンのページはこちら
jetエレクトーンサウンドカーニバル優良賞!!|2018/12/30
今晩は。神戸市東灘区はな音楽教室です。
今年もあと一日、皆さんにとってこの一年はどんな年でしたか?
色々なことがありました。特に地震、災害が多かったですね。
大阪周辺では、まだ屋根にブルーシートがかかっているお家があります。
世界中の人々が、暖かい家で穏やかに新年を迎えられることを願います。
年末に、嬉しい知らせが入りました。
11月に行われたjetサウンドカーニバル。jetとは、ヤマハエレクトーンを自宅で教える講師の会、
全日本エレクトーン指導者協会が、全国的に開催しています。エレクトーンの魅力を
生徒さんが存分に味わい、自分だけの編曲、作曲などを披露するイベントです。
ヤマハ神戸店に所属するjetの先生宅で習う生徒さんが、たくさん参加されました。
そのなかで、ピアノ曲をエレクトーンを使って、自分の気に入った音色で、演奏するという
部門が、神戸店独自で展開されました。この部門に参加した生徒が、優良賞に選ばれました。
受賞したのは、幼稚園の先生をしている大人の生徒さんです。園で必要なピアノ曲を練習する傍ら、
自分の好きな曲も演奏します。
今回は、キャサリン・ロリン作曲「カーボーイ・ブルース・ワルツ」という曲を
エレクトーンで、イメージする音色を選んで、演奏しました。
リズムもつけて、いつもピアノで演奏する感触と、ずいぶんと違うようでしたが、
とても楽しんで練習してくれていました。
ピアノとエレクトーンは、何と言いますか、ちょっと語弊がありますが、仲良くできない・・・
例えば、「私はピアノを習うのよ、エレクトーンなんて演奏しない!」という感じの、
相容れない、そんな風潮がどことなくあるようなのですが、このサウンドカーニバルの
取り組みは、そうした楽器の垣根をこえて、やってみることができる、案外いいよ!!
ということを、生徒自ら発見できています。
そうした経験が、またプラスとなって、より幅広い音楽を自ら求める、そんな生徒さんに
育ってくれると嬉しいです。
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2歳のリトミックー2|2018/12/07
今日は。神戸市東灘区はな音楽教室です。
日が暮れて、少しずつ冷えてきましたね。夕方、レッスンに来る小学生は、季節によって
レッスンが終わって教室を出る時に、外の明るさで季節を感じる、「暗くなるから、はやく帰ろう」
そんな会話を交わして、見送ります。いつまでも、私に手を振ってくれて、帰って行きます。
前にも2歳のレッスンの様子として、お絵かき、抱っこ紐、手の力ということをお伝えしました。
今回は、ハサミを使っている様子をご紹介します。
2歳の女の子ですが、きちんと正座します。ダラダラ座っていても、作業がやりにくいとわかれば、
自分からサッと正座します。ハサミは危ない、「ダメダメ」とお母さんに言われ続けていると、
いざ、出来る時期が来ていても、叱られることはやらない、頑固に拒否してしなくなってしまいます。
お母さんの言葉かけはとても大事ですね。
自分でコツをつかめば、あとは無心に手を動かします。右手の薬指と小指を上手に使うことがまだ
できないですが、紙を切っていくことは、上手に出来る様になりました。ここでも、物を握る力(ここではハサミ)が弱いと、上手くできません。
このお子さんも、2週間くらい前には、上手くハサミを持てなくて、あまり上手に出来なかったですが、
成長しましたね。この日は、前のレッスンの時に比べて、手が少し大きく、しっかりしていた印象を
受けました。
切った紙は、ゴミではありません。子どもにとって大切な物。袋に一つずつ入れて持ち帰り、
のりで貼って作品として完成させました。教室に大きな掲示板を作っていて、そこに毎週つくったものを
自分で貼ります。
このお子さんのお母さんは、レッスンで取り組んだことをなるべくそのまま、お家で再現できるよう、
とても頑張って下さっていることが、会話の端々からわかります。週に一度、一時間やったからと
言って、お家で何もしなければ、こんなに身に付くことは難しいかもしれません。
いつもお伝えするのは、こうして座ってなにかをしている知育の部分が多くなります。
音楽的なことももちろん、たくさんやっています。2歳児さんでほぼ、音楽に合わせて正しく
ビート(拍)を打つことができるようになります。2拍子と3拍子の違いも、たくさんの動きの
中で、わかってきます。
歌を歌うことも、大好きです。一曲通してずっと歌うことは難しくても、聞いていないのではない、
不真面目なのではない、何かを考えている様子です。でも、「もう一回!歌う!!」と楽しそうに
カスタネットや、すず、マラカスを使って音楽に親しみます。
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2歳児さんのリトミックから|2018/12/07
今日は。神戸市東灘区はな音楽教室です。
今夜から、真冬並みの寒さになるようですね。
子ども達が体調を崩さないよう、どうぞ皆さん、お気を付けくださいませ。
今日は、来春から幼稚園に入る2歳のお子さんのリトミッククラスの様子を、少しお伝えします。
私個人的には、生まれて間もない赤ちゃんから使われている抱っこ紐は、子どもの発達にとても
悪影響をもたらしていると思っています。理由は、抱っこ紐を使わず育った子ども達ができていたことが、
抱っこ紐を使ったお子さんは出来なくなっている、そういうことがたくさんあるのを、レッスンを通して
はっきりと見えるからです。
その影響が、親御さんにも見えてくるのが、2歳半くらいからです。
抱っこ紐に抱かれているお子さんをよく観察すると、肩が固定されて腕、手を自由に動かせなくなって
いませんか?腕、手、指は常にだらんとしていていませんか?
子どもは、手に触れるものを握る、引っ張る、つかむ、触る、その感覚でその物を覚えていくと思います。
触覚が鍛えられ、柔らかい、硬い、ザラザラ、ツルツル、細い、太い・・・あらゆるものの情報を
手から脳に伝えている。そういう成長を、妨げているのが抱っこ紐ではないかと、感じます。
これは、毎週描いて来てもらう宿題、机の上に置いてあるクレヨンをしっかりと握って描く、
今のお子さんはしっかりと物を握ることができません。握る力がなければ、細く弱々しい線しか描けません。
小さな丸しか描けません。小学校入学の時に、4Bや6Bの鉛筆を用意しても、字が上手く書けない子どもさんが
増えていると聞いています。きっと入学までに、しっかり手の力をつけて書く経験が足りなかったのではないかと
思います。
お家でも、子どもさんとお絵かきをしてみてください。小さいから弱々しい線しか描けない、でも
何度も描くことで、力はついてきます。上手に描けるようになります。4歳くらいから、どのお家でも
文字を書かせるようになっているようですが、鉛筆が持てなくて勉強が嫌になっている子どもを、
たくさん見てきています。
どうぞ、ご家庭で工夫して、子どもの感覚器官を十分に育てられるよう、挑戦なさってくださいね。
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ディズニー映画 くるみ割り人形|2018/12/04
今日は。神戸市東灘区はな音楽教室です。
12月師走になっても、暖かい毎日ですね。皆様、いかがお過ごしでしょうか?
来年、教室の発表会でリトミッククラスの演目は、くるみ割り人形にしました。
前回のブログでもお伝えしましたね。そのくるみ割り人形が、バレエではなく映画になって
上映されているので、観てきました。
これぞ、芸術!!感動しました。全編にわたって流れるオーケストラによるクラシック曲。
もちろん、チャイコフスキー作曲くるみ割り人形が主になっていますが、この組曲をモチーフに
映画の為に作られた曲も、本当に素敵でした。
くるみ割り人形は絵本にもなっています。映画のストーリーは、絵本通りではありません。
物語の主人公、クララのお母さまが亡くなって、初めて迎えるクリスマスイブの夜から
お話は、始まります。
激しく争う、戦うというシーンや、お互いをののしったり傷つけあうというような残酷な場面は
ほとんどなく、静かに、でも家族の死を悲しみ、悲しんでばかりはいられないという心の葛藤、
悲しみが憎しみ、裏切りへと姿を変えていく、そういうことが丁寧に描かれていたと思いました。
この映画を子どもたちが観ても、充分伝わるお話だと思います。登場人物みんなの美しい立ち振る舞い、
言葉づかい、ところどころに出てくるバレリーナの踊り、そして音楽そのもの。
どれをとっても、子ども達に感じてほしいと願う物ばかりでした。
日本人は、お行儀がいいはずでした。でもだんだんと、公共の場所と家の中との区別がつかなくなり、
乗り物の中で大きな声で喋る、馬鹿笑いに高笑い、歩きながらものを食べる、飲む。子どもは大人が
していることは、疑いもなくいいことだと思って真似します。そして身に付きます。
そういうことが日常化している、とても残念だと日々だと私は感じています。
映画くるみ割り人形は、きどった上品さではなく、当り前にあったお行儀のよさを、見せてくれて
います。是非ご家族で音楽を、物語を、とにかく目に映るすべての物、耳に入る素晴らしい音楽を
堪能していただきたいと思います。
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