お家で学べるモンテッソーリ教育、3年目を修了|2020/04/29
今日は。神戸市東灘区はな音楽教室です。
いいお天気ですね。外出は控えなければなりませんが、是非ご家族皆さんで、
楽しく過ごせる工夫を見つけて、ゴールデンウイークを
過ごしていただきたいと思っています。
教室ではオンラインレッスンと、通常通り教室に通いでのレッスンを併用し、
なるべくレッスンを止めないように工夫しています。
オンラインレッスンでは、お母さまに本当にご協力いただき、感謝しております。
携帯電話でやり取りでのオンラインレッスン。
だんだんと感じることは、子どもの体力、目の輝きが失われつつあるということです。
お家の方もストレスが溜まる、子どもは叱られる、幼児さんならお母さんに対する
反発ばかりでしょう。
でも、子どもは子どもなりに今の社会状況に、不安を感じています。
心を痛めています。もう一度、大人が気持ちをリセットしませんか?
子どもの笑顔があふれる時間を、作ってあげてほしいです。
前置きが長くなりましたが、ずっと続けている田中昌子先生の運営なさる
「モンテッソーリで子育て支援、エンジェルハウス研究所」
そちらの3年目のカリキュラム、文化教育を無事学習し修了いたしました。
どんなことを学んだかと言うと、宇宙、歴史(時間、生命の歴史)
地学、地理、生物、命の大切さ、平和についてなどです。
内容は本当に膨大でした。私自身、高校で学んだ地学、生物という科目は何故これを
学ぶ必要があるのか?魅力を感じられない嫌いな科目でした。
でも、田中先生の教えはびっくりするほど興味が沸き、やってみたい、もっと知りたい、
作ってみたいという、思いと言っては軽すぎる、衝動のようなものにかられます。
特に、この3年目の最期のカリキュラムは、平和教育についてでした。
今、コロナウィルスの感染拡大で学校はお休み、百貨店は閉まっていますね。
経済、医療、教育・・・あげたらどれくらいの弊害が出ているか、想像もつきません。
その中で大人が感じるストレス、将来への不安。それが、子どもに伝わっていませんか?
命の大切さのカリキュラムでは、自分も大切、相手も大切。自分も気持ちよく、相手も気持ちよく、
ということを学びました。これは、今までの学習の中でも、「物を大切に扱う」ということを、
教室でも生徒さんに伝えています。特にみんなで使う小物楽器や、次の人も同じ物を使って学習する場合、
「次のお友達が気持ちよく使えるように、大切にして片づけしましょう」と、言葉をかけています。
そういう言葉を聞いて育てば、お家の中でも外でも、気遣いができる人に育つと思います。
いつも、次に使う人は会ったこともない人だろうけれど、みんなが気持ちよく過ごせることを
実践できることに、きっと繋がっていると信じて言葉をかけます。
今の社会状況をみていると、「お互い様」という気持ちが無くなりつつあるのではと
思います。他者に対する少しの心配り、気遣いが少なくなった。かわりに他者を排除したり
平気で傷つけることが多くなっているような気がします。
田中先生のカリキュラムの中で、「幼児期は、人格を形成する最重要期。子ども自身の
中にある育つ力を妨げることなく、適切な援助をすることで心に平和が生まれる。
これが、平和を愛する調和のとれた人格を育てることに繋がる。モンテッソーリ教育の目的は
この平和を愛する調和のとれた人格を育てる事」。お受験のための教育では決してありませんと、
強くおっしゃっていらっしゃいました。
今の社会状況を、きちんと言葉にして表してあるのが、この3年目の文化教育の最後の
締めくくりとなっています。長くなるのでお伝えできませんが、戦火のやんだ状態が平和ではない、
ということを学びました。まさに今が、そうだと感じています。そして何をしなければいけないか、
学んだことが活かされようとしていることを、とても嬉しく感じています。
私は、田中先生のところで学ぶカリキュラムの最後になります、4年目の学習がスタート
しています。
エンジェルハウス研究所のホームページはこちら
桜作り|2020/04/12
今日は。神戸市東灘区はな音楽教室です。
コロナウィルス問題で、皆様、窮屈な生活になっていますね。
今は、辛抱して自分のからだを守りましょうね。
お伝えする時期が大幅にずれてしまい、恥ずかしいのですが、まだコロナ対策が
今ほど厳しくなかった時に、生徒さんと一緒に桜の花を作りました。
画用紙にペンキ塗りのはけで、大胆に色をつけて、乾かします。裏、表ともに色を
つけるため、ドライヤーで乾かしている男の子が、見えますか?
乾いたら桜の形に切った厚紙を当てて、桜の形を書き込みます。小学生の出番ですね。
そして切る。曲線も細かい花びらの先も上手に切っています。
今、(そろそろ取り外さないといけませんが)エレクトーンに貼って飾っています。
お花見気分を教室で!!
沈みがちな気持ちを、少しでも明るく!!教室が、そんな場所でありたいですね。
もう桜も終わりです、次は何にしようか・・・生徒さんは家に居ますから、素材を
準備して郵便で送ろうと思っています。
先週、所属するjet講師定例会が、オンラインで行われました。
オンラインレッスンの仕方を学びました。ただ演奏することを止めないだけでなく、
心がつながることの大切さを、講師皆さんと共有できた会議でした。
地域に根差した音楽教室を!という立ち位置で活動する私たち講師には、
レッスンに来れなくても、生徒さんに対して、「お顔は見れないけど、気にかけているよ!」
そういう気持ちを持っています。そして現在、さまざまな通信手段の発達により、離れていても
会話が出来る様になりました。
子ども達は、小さいなりに今の社会状況を理解しています。見えないものを怖がり、
心が縮んでいます。こんな時だから、心が繋がっている、顔が見れる、いつものように
先生の言葉がけが聞こえ、演奏できる喜びを、生徒さんに伝える。とても大切な
ことではないかと思います。
youtubeでは数多くの音楽家、ソロの方はお家から、複数で離れた場所にいながらの
合奏をアップしてくれています。
この難局に対し、どのようにして自分自身の気持ちをしっかりともっていられるよう
努力するか、試されている時のようですね。
どうか、お家でお子さんを叱り飛ばさないで、手をあげないで、少しでも穏やかに
生活できるよう工夫しましょう。子どもも大人も、健やかに。そう願います。