4歳からピアノを習っていました。でも、楽しい思い出があまりありません。
大人になって始めたエレクトーンは、一度も止めようとか、嫌だと思った記憶がありません。夜中でも、座りたくなるとヘッドホーンをして、練習していました。
なぜ、こんなに取りつかれたのか、考えました。
大人になってから始めたとはいえ、最初に教えていただいた先生は、学習者グレード9級(小学生が受けるくらいのレベルです)から受験するように、基礎から教えてくださいました。グレード試験課題の中にある、楽譜を見て演奏する以外のことが、大切だったからでしょう。3拍子のワルツ、2拍子のジャズ、4拍子の8ビートをイントロやエンディングをつけて、まとまりのある一曲に仕上げて試験で演奏する、簡単に言うとアレンジですね。
生まれてはじめて、そういう経験をする、答えは一つではない、好きなように作ってみる。弾いてみては楽譜を書き、楽譜を書いては演奏し・・・その繰り返しがとても楽しかったです。そしてレッスンで先生に見ていただく。こんな風にしてもいいよね!と先生がアイデアをだしてくださる、そのアイデアにまた感激して楽しさが膨らむ。そんな繰り返しを続けて来られたと思います。
そして、エレクトーンにあるリズム、たとえばマーチ(ラデツキー行進曲)、タンゴ(エル・クンパンチェロ)、ボサノバ(イパネマの娘)、マンボ(マンボ №5)などそのリズムを代表する曲を、本当にたくさん練習しました。世界中の国の曲、そのリズムがうまれた時代背景も少し、勉強しました。
そして、今も次々と、新しいアレンジで楽譜が出ます。弾いてみたい曲がいっぱいで、本ばかりが増えていきます。私が楽しいと思って続けて来られた音楽を、またたくさんの方と一緒にやりたい、そう思ってエレクトーンをおすすめしています。