千住 博展|2019/09/24
おはようございます。神戸市東灘区はな音楽教室です。
3連休が終わりましたね。皆様、いかがお過ごしでしたか?
私は、なつかしい生徒さんにばったりとお会いでき、大きくなっていた
お子さんと対面、とても嬉しい出来事がありました。
昨日、六甲アイランドにあります、神戸ファッション美術館で開催されている
千住博さんの展覧会に行きました。
もう何年も前に、テレビで見た水墨画が忘れられなくて、
いつか本物を見たいと思っていました。
高野山金剛峰寺 襖絵完成記念ということで、特別な展示でした。
「断崖図」は、どんな技術を用いて描かれたのか、作品に吸い込まれるように
近づいて見入ったものです。
「瀧図」は、その作品の前に立っていると、本当に瀧の音、水しぶき、冷ややかな
空気が伝わってきました。
千住博さんは、1000年前から受け継がれる日本画の伝統を守りながら、
全く新しい、千住さんご自身の考えだされた技法をミックスして、新しい世界を
作り出していらっしゃいました。
今、私はソロのピアノ曲を、エレクトーン2台で演奏できるよう、編曲に取り組んでいます。
比較的易しいレベルで、生徒さんに演奏してもらえるように考える、鍵盤の押さえ方、
技法、音色の重ね方、頭の中が、取り組み中の曲のことでパンクしそうです。
この編曲の取り組みの為に、今は少し疲れが出てきている時期です。
でも、千住さんの作品を見せて頂き、千住さんご自身の作品との格闘と苦悩、
言い換えれば芸術との格闘をなさる。
そのような時、千住さんはどうなさるのか、このことをつかめた気持ちがしました。
「自然に帰る」この千住さんの言葉によって、私自身の気負いと言いますか、
編曲の仕上げに対して、またアイデアと、最後の追い込みに向かう気力を頂いた
気持ちになっています。
これは、美術館内で撮影が許可されていた千住さんの作品です。
この作品の前で、なぜか長い時間佇みました。ふと横をみると、
千住さんが座っていらっしゃいました。
館内の係の方に、お声がけをしていいと許可を頂き、少しの時間ですがお話ししました。
握手していただいた千住さんの手は、とても柔らかく優しさを感じました。
みなさんも、是非神戸ファッション美術館に、足をお運びくださいね。
エレクトーン個人のページはこちら