みごとな六甲学院総行進!!|2017/06/12
今晩は。梅雨に入りましたのに、カラッと晴れて気持ちのいい一日でしたね。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
6月10日、神戸市灘区にあります六甲学院の体育祭を見に行ってきました。
何年か前に、テレビで放送していたのを見ました。お友達の息子さんが通っていらっしゃって、
今年高校3年生、最後の総行進ということで、ご一緒させていただきました。
中学1年生から高校3年生まで、全校生徒が一糸乱れぬ行進で、いろんな形に変わっていきます。
グランドに描き出される絵や図形は、全部生徒さんが考えているということでも、有名です。
中学1年生の小さな体、高校3年生のしっかりとした体、6年間の成長がたくましく見えました。
さて、上の写真は何を表しているでしょうか?
緑色に見えるところは、花と葉っぱ、青色は水を表しています。
男子校なのに、葉っぱやお花とは可愛らしいと思いながら見ていました。
しかし、その意図は「してもらうばかりでなく、誰かを支える人になりたい」ということで、
びっくりしました。
「私たちはつい自分のことばかり考え、とてもつらく助けを必要としている人たちのことを
忘れてしまいます。(中略)将来、自分の持っている能力を生かし、全人類の幸福のために
貢献することができますように。」
これは、全校生徒代表の生徒さんの言葉です。体育祭のパンフレットには、
「世界各地で紛争が起こり、テロが起こり、世界の平和情勢が
ますます混迷している」とも書いておられ、しっかりと今、世界中で何が起きているかを見極め、
そのうえで自分たちは何をすべきなのか?ということをしっかりと考えておられることが、
強く伝わる、とても素敵な文章ですね。
今年の体育祭のテーマは「紡」。「糸を紡ぐとは綿や繭の繊維をほぐして引き出し、それをより合わせて
糸を作る」。「ひとり一人の力が、より合わされ一体となり、観客の皆様を感動させる、より大きな力となる」
というふうに校長先生が書いていらっしゃいます。
とても暑い時間帯でしたが、約一時間ずっと歩き続け、誰一人途中でダウンすることもなく、
素晴らしい雄姿を見せてくれました。阪急六甲駅から、上り坂ばかり毎日歩いて上がる、引き締まった
肉体に健全な精神、優しい素直な心、体育祭にお集まりの皆さんも、とてもいい雰囲気の方々でした。
教育現場の悪いところが耳に入る毎日、ここにこんな素敵な学校がある、そのことが私は本当に
嬉しかったです。
特別に取り上げて申し訳ないと思いますが、幼児教育の現場に進もうとする学生のみなさん、
今一度、今の自分が「先生」と呼ばれるにふさわしい努力を、学習をしているかどうか、
胸に手を当てて考えてくださいね。
大学入試科目に、ピアノの実技試験がなくなって何年も経ちます。その結果、子ども達は
どう変わったか、長い間子どもを見ている私には、いろいろなことが見えています。
子ども達にとって、音楽は大切です。歌を歌わないクラスは荒れるという見解もあります。
人生で一番大切な0歳から3歳を受け持つ幼児教育、心して学んでいただきたいと思っています。
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