大きな口を開けよう|2021/02/13
おはようございます。神戸市東灘区はな音楽教室です。
春の訪れを感じる明るい朝ですね。皆様、いかがお過ごしでしょうか?
こんなにいいお天気で、陽射しが明るく、幸せをいっぱい感じる季節になってきましたのに、毎日マスクをして過ごさなければならない。
マスクによる感染防止と同時に、マスクによる健康被害も考えないといけないかと、思っている今日この頃です。
それは私自身が、声が低くなっていく、声がかすれる、滑舌が悪くなる、胃腸が下がっている感じがするからです。
以前、西宮で歯科医院を開業なさる松岡先生に、子どもたちの口の中のトラブル、滑舌の悪さ、赤ちゃんの抱き方、靴選びなどについて教えていただきました。
松岡先生を通じて、東京で開業なさる川邉先生をご紹介いただきました。川邉先生がお考えになった「ペットボトルマイク」を、今、教室で実践しています。
「あめんぼ およぐよ あいうえお」などというように、ア行から順に子どものまわりにあるものや、すぐに思い浮かべることができるものを題材に、語呂を作ってみました。(松岡先生も川邉先生も独自で作っていらっしゃいます)
それを、ペットボトルをくわえたまま声に出す。いつもの倍くらい、口を開けないと発音できません。
次に、ペットボトルを放して、同じ「あめんぼ およぐよ あいうえお」を言い、最後に出せるだけ舌を「べー」と出します。
これを、何セットか言うと、子どもの声量が見違えるほど大きくなり、滑舌がはっきりして、子どもなりに自分の声がとても良くなって、おしゃべりが上手になっていると、実感しています。
ペットボトルが口にくわえられない(それだけ口が縦に開かない)生徒もいます。そういう生徒は、必ず滑舌に問題を抱えています。
例えば、カ行、サ行、ハ行、ラ行などが上手に言えない。
「両手」が「ようて」に聴こえていたり、「あひる」は「あいる」に聴こえているようです。
なぜそれがわかるかというと、聞こえた言葉を文字に書く時に「あひる」を「あいる」と書いてもケロッとしています。違いがわからないようです。
これでは、小学校に上がってから、国語の時間にはきっと苦労しますね。事実、そういう生徒さんが何人かいます。
食べるものが軟らかくなっている、赤ちゃんの時の抱き方による影響、赤ちゃんの時からの運動不足、例えば、ハイハイが足りない、きちんと体を使って発達してこれていない状況が、あるということですね。
このことについては、ずいぶん前から幼児教育の分野では、指摘されていました。歯科医師さんも、見る角度は違うかと思いますが、共通することに気が付いて、私たちに知らせようとしてくださっています。
是非、知能だけ重視する子育てではなく、体をしっかりと作る子育てを、親御さんに考えていただきたいと思っています。
滑舌・・・早い話が、子どもが何を言っているか、よくわからない、大人が聞き取りにくいということを、解決していく一つの手段として、ペットボトルマイクは、本当に有効です。大人の方も、お試しになってください。
川邉先生のご著書を紹介いたします。
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