二学期、一か月が過ぎますね|2017/09/27
今日は。やっと、暑い暑いと言わなくてよい気候になりました。
運動会を控えている学校や幼稚園の子どもたちは、くたびれて大変そうです。
皆さんは、いかがお過ごしでしょうか?
夏休みが終わって約一か月、音楽会に向けての鍵盤ハーモニカやリコーダーのレッスンも
たくさんの子どもたちが来ています。今週、オーデイションの学校が多いようで、教室で
一生懸命練習した成果を、試す時がきています。
夏休み中に、子ども達が手作りでいろいろなものを作りました。学校に提出していた作品が
やっと子どもの手元にかえってきたので、ご紹介できていなかったものを見て頂きます。
一年生の彼は、「夏と言えば海だね~」と魚の図案を選びました。一つ作ったところで
面白くなったようで、いくつも作り、作ったものをどうしようかと一緒に考え、海を表現
することにしました。
「ながいじかんをかけてつくって、たいへんだったけど、がんばってつくりました」
作品が出来上がった後の、彼の感想です。完成までに4時間、3日間教室に来て仕上げました。
彼女は3年生、花をビーズで作り、絵を書きました。写真フレームのように作りたいと考えて、
周りに色紙を貼っていきました。5時間かかりました。彼女の感想です。
「今日、『天気のよい原っぱ』を完させることができました。むずかしかったところは、わくです。
わくを(いがんだりしないように)列に気をつけてはるのがむずかしかったです。ボンドではる時には、
手がくっつきそうになりました。」
実は海を作った子は、この女の子の枠を見て、どうしても同じようにしたいと聞かなかったのです。
女の子は枠だけで3時間かかっています。一年生の彼が、教室に来れる時間内に同じように作ることは
とてもできそうになかったので、紙の大きさを変えて納得しました。
来年は、小さい色紙で枠を作る、これが彼の目標となりました。
こうして、時間をかけて一つのことに取り組むことで、子どもに変化が出てきて、同時に成長が
見られます。まず、座って黙って取り組みます。私はそばで黙って座って見ています。
何か材料が足りなくなったり、困った様子の時だけ、助け舟を出します。助け舟と言っても、
アドバイスだけで、作品作りに直接、手を出しません。
自分の力で、完成させたんだ!!という達成感が喜びとなり、自信となっているのがわかります。
何よりも、学校に持って行って、お友達が長い時間、しげしげと「いいな~」と作品に見入ってくれた
こと、海の作品は昨日、やっと返してもらったようで、ずっと教室に飾ってもらっていたようです。
そういうことが、子どもは嬉しいでしょうし、また次に向けて何を作ろうか、どんな工夫をして
みようか、という想像力を掻き立てていると思います。
教室に来ている子ども達が、一年一年、工夫を凝らし、最後までやり遂げることを当たり前にできる、
成長する姿が、私の楽しみです。これら、手作りへの取り組みは、リトミック+知育の発展です。
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