ひとりでできたよー3|2017/07/09
今日は。うっとしいお天気ですね。神戸は雨が少ないですが、九州地方の豪雨被害には
恐怖を覚えます。自分たちにも、いつ災害が起こるかわかりません。気持ちを引き締めて
生活をしないといけませんね。九州で被害に遭われた皆さんに、心からお見舞い申し上げます。
リトミックステップ4、年中さんの男の子です。リトミック+知育コースを選んでいただいて
います。この日のレッスンでは、数詞、数字、数字と物の数の一致ということを取り入れました。
ニンジンの図案10本分の色塗りを、前の週に宿題として出していました。そのニンジンを
自分でハサミで切り抜き、数詞「いっぽん、にほん、さんぼん」という言い方を、覚えるまで
何回か一緒に言いながら、ニンジンを指さししたり、左手にニンジンを持って、一枚ずつ
机の上に右手で出して並べる、そんなことを繰り返します。
写真は、ニンジンに穴あけ、モンテッソーリ法の中の一つです。黙って正座して取り組むことが
出来ています。
彼は、「いっぽん、にぽん、さんぽん」、そんなふうに数えていました。正しい言葉を
大人が教えてあげないと、知らないまま大きくなってしまいますね。知らないからダメ
なのではなく、教わらなければ身に付かないです。細かいことなのですが日本語の難しさですね。
次は、数字と物の数との一致です。ニンジンが三本、数字の3をなぞっています。
鉛筆をしっかりと持てるか、握りしめてカチカチに力が入る子、逆にフニャフニャで
力の入らない子があります。それらを見極めながら、鉛筆を持ってしっかりと書けるまでを
レッスンの中でやっていきます。
彼は、鉛筆フニャフニャさんです。ですからすぐに鉛筆で書かずに、なぞり書きをしている
ところです。
お習字の先生によると、小さいうちは硬筆ですね。昔に比べると今の子ども達は、びっくりする
くらい鉛筆で書く力がなくて、7Bの鉛筆を使ったりするそうです。そういえば、新学期に文具の
売り場に並んでいる鉛筆がHBやBではなくて、2Bが多く並んでいますね。学校教育のなかで、
推奨されているのかと思っていましたが、書く力がないので、濃い鉛筆を使わざるを得ないと
いうことのようです。
それは、リトミックやピアノ、エレクトーンのレッスンをしていても感じます。骨が細く筋肉の
ないきゃしゃな指では、なかなか鍵盤を演奏できる柔軟な指の動きができません。手をよく
使っている子どもと、ゲームばかりしているなと感じる子と、はっきりとわかります。
そしてその手つき、指先の使い方が、学習能力と結びついていることが、だんだんと見えてきています。
モンテッソーリ教育は、英才教育ではありません。家庭の中で手を使いましょう、という内容が
本当に多いです。たくさんあるモンテッソーリ教育法の中から、教室でもできて、お家でそのまま
真似していただける事柄を、レッスンに取り入れています。それが、リトミック+知育コースです。
子ども達にはみな、教育をしっかりと受けられ、学習が本当に身に付く、そのための生活態度、
生活習慣、お行儀などを口うるさいくらい言っています。すぐにプリント学習などは致しませんが、
自分から学習することが楽しいと思う心を育てたいと、思っています。
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