2歳児さんのリトミックから|2018/12/07
今日は。神戸市東灘区はな音楽教室です。
今夜から、真冬並みの寒さになるようですね。
子ども達が体調を崩さないよう、どうぞ皆さん、お気を付けくださいませ。
今日は、来春から幼稚園に入る2歳のお子さんのリトミッククラスの様子を、少しお伝えします。
私個人的には、生まれて間もない赤ちゃんから使われている抱っこ紐は、子どもの発達にとても
悪影響をもたらしていると思っています。理由は、抱っこ紐を使わず育った子ども達ができていたことが、
抱っこ紐を使ったお子さんは出来なくなっている、そういうことがたくさんあるのを、レッスンを通して
はっきりと見えるからです。
その影響が、親御さんにも見えてくるのが、2歳半くらいからです。
抱っこ紐に抱かれているお子さんをよく観察すると、肩が固定されて腕、手を自由に動かせなくなって
いませんか?腕、手、指は常にだらんとしていていませんか?
子どもは、手に触れるものを握る、引っ張る、つかむ、触る、その感覚でその物を覚えていくと思います。
触覚が鍛えられ、柔らかい、硬い、ザラザラ、ツルツル、細い、太い・・・あらゆるものの情報を
手から脳に伝えている。そういう成長を、妨げているのが抱っこ紐ではないかと、感じます。
これは、毎週描いて来てもらう宿題、机の上に置いてあるクレヨンをしっかりと握って描く、
今のお子さんはしっかりと物を握ることができません。握る力がなければ、細く弱々しい線しか描けません。
小さな丸しか描けません。小学校入学の時に、4Bや6Bの鉛筆を用意しても、字が上手く書けない子どもさんが
増えていると聞いています。きっと入学までに、しっかり手の力をつけて書く経験が足りなかったのではないかと
思います。
お家でも、子どもさんとお絵かきをしてみてください。小さいから弱々しい線しか描けない、でも
何度も描くことで、力はついてきます。上手に描けるようになります。4歳くらいから、どのお家でも
文字を書かせるようになっているようですが、鉛筆が持てなくて勉強が嫌になっている子どもを、
たくさん見てきています。
どうぞ、ご家庭で工夫して、子どもの感覚器官を十分に育てられるよう、挑戦なさってくださいね。
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