大人のリトミック、リズム感と音符の長さ|2016/12/05
今日は。今日はビックリするほど暖かい一日です。私は、朝から冷蔵庫の中を
拭いて掃除しました。とても気分のいい一週間のスタートです。
youtube に「大人のリトミック」をアップしました。何をしているんだろう?と
思われますよね。現役の幼稚園の先生がモデルなので、お顔が出ないように撮影しました。
モデルの生徒は、理屈では音符の長さについては理解できているのですが、演奏すると
途端にあやしくなり、曲になっているのか?両手をあわせて演奏すると、わからなくなってしまうことが
多くて、時間をかけて努力はするものの、思ったほど演奏が上達しないというのが悩みです。
音符の長さについて、四分音符を1とした場合、八分音符はその半分の長さということは、
言葉と頭ではわかっています。小学校の算数ができれば多くの人は、ここまでは理解できますね。
長さについての理解を、実際に演奏すると、八分音符は四分音符の半分の長さということを、
しっかりと演奏できない、体が覚えきれていないからだと思います。
子どものリトミックでは、小学一年生くらいまで、徹底的に体を動かして音符の長さを身につけます。
ですから、エレクトーンやピアノを演奏する段階になっても、ほとんど苦労しません。
大人の場合、理屈が先になってしまい、手を叩いてリズムを打つという幼稚園児の年齢でやることを、
私から大人の生徒にやってくださいと、なかなか言えなかったのですが、あえてそれをスルーしない
ことがとても大事、この生徒も自分の弱点を見つけることができて、頭の中が整理できたようです。
今、偶数月にリトミックとタップダンスをやっています。鍵盤楽器が目の前にありません。
音楽と振り付けにあわせて、体を動かすことだけに集中します。この時使用した曲を、演奏の
レッスンの時に再現します。今度は楽譜を見て!!これが、アップした動画です。
そして初めて、体の動きとリズムと譜面が一致します。
(曲は、リトミックをずっと教えてこられている先生が、作曲なさったものを、
私がアレンジして、タップダンスの先生が使いやすいものにしています。)
映像では、足でずっと足ふみしています。これで拍を感じています。これがとても大切です。
リトミック研究センターの子どものためのリトミックは、子どものためだけではなく、どんな
世代の方にも共通して学習できる、優れた内容を含んでいると、私は思っています。
幼稚園、保育園の先生が、リズム感があやしい、ピアノが苦手、歌うことが・・・
先生がそんな気持ちでいたら、音楽が大好きな子どもたちに、音楽教育ができるでしょうか?
教室には、そんな疑問を持ちながら、なんとか頑張りたいと思う現場の先生が、レッスンに来ています。
みんな、それぞれの園で課せられた課題をクリアーできるよう、努力しています。
私は、音楽について知識があります。その知識を最大限に活用し、伝えることで、これからもずっと多くの
子どもたちに係わる先生たちの為に、力になりたいと思っています。
幼稚園教諭のピアノコースのページはこちら