リトミックフォーラム2017in神戸に参加してー3|2017/09/05
8月19日から21日、神戸ポートピアホテルで行われました、リトミック研究センター主催
リトミックフォーラム、二日目の分科会について最後にご紹介するのは、舞踏家早川ゆかり先生です。
私は生まれつき足が悪いので、普段の生活には支障はありませんが、ストレッチや運動となると
制限されることがあります。幸せにもダンスのできる友人がいますので、幼児と一緒にできる
ダンス、動きを積極的にレッスンに取り入れられるようになりました。舞踏家の先生の分科会
ということは、踊る??と不安を抱えながらでしたが、思い切ってこの分科会を選びました。
早川先生の分科会は「リトミック指導にいかす体の動きについて」ということでした。
でも、時間中、ほとんど歩いたと思います。何故か・・・美しく歩くことが基本だから!
前進していて合図で後ろ向きに、合図で近くの人とタッチ・・・とにかくいろんな動きを
歩くことを基本にして動きました。
最後は舞台でよく見るラインダンスのように、一列10人、後ろに手を回してこれも前進、
合図で後ろに歩く、ターンする。手が意外と邪魔になるんですが、先生のお見本は
いとも簡単に、美しい動き!!みんなが「へ~」と感心していると「感心してないでやってみなさい!」
先生は歩き方はもちろん、ターン、ターンしたすぐ後の体がぶれない、いつも前、少し上をしっかりと
見ていらっしゃる。素敵でした。レッスンという、人前にでる仕事をする者として、こうでなければ
と思いました。
早川先生を含め、フォーラムエンディングに折田克子先生と、お弟子さんによるダンスパフォーマンスを
見せて頂きました。ポートピアホテルホール舞台での動きは、本当に素敵でした。
私はヤマハエレクトーンの指導もしています。以前のヤマハなんばセンター研修室前には、川上源一先生の
言葉が飾ってありました。音楽で感動を表現するというような内容だったと覚えています。
井上恵理先生、早川ゆかり先生が口々に、衝動とか湧き上がる思いという言葉を、分科会の中でおっしゃって
いらっしゃいました。芸術はそれらを表現するものですね。
子ども達にはまず、何か感情が湧き上がるということを、体験してほしいと思っています。
リトミックを学ぶ子どもたちが、楽しいという子どもにとって一番わかりやすい感情が、湧き上がって
きてくれるようなレッスンを改めて考えていこうと思いました。
子どもだけではないですが、指導者によって習う生徒さんが吸収するものは、全く違ってきます。
いつも、一回一回のレッスンを大切に、子どもが帰りに「楽しかった」という満足感あふれる表情を
見せてくれるよう、これからも頑張ろうと思いました。
三日間のリトミックフォーラムは、本当にそれぞれの分野でご活躍なさっていらっしゃる
講師の先生方が、分科会を開いてくださいました。三つしか選べなかったのが、本当に残念ですが、
資料に基づいて、自分で学習していきたいと思っています。
リトミック研究センターの30周年にあたる記念すべき年に、神戸でフォーラムが行われたことは、
神戸に住む私にとって、誇りとなりました。準備にご尽力下さいましたすべての方々に、
お礼を申し上げます。ありがとうございました。
これからも、可愛い子ども達が楽しく通ってくれる教室に!!
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