幼児教育課程の大学生も!|2015/12/14
こんにちは。春のような日差しですね。みなさん、いかがお過ごしですか?
今日は、幼児教育科の3回生の生徒の様子を、お知らせします。
11月に、約一か月の幼稚園実習を終えたところです。
実習が終わってレッスンに来て、ピアノを演奏しながら園児になにかを
させるということが、どんなに大変か、よくわかったと言いいました。
具体的に言うと、日頃、楽譜を見ても途中で間違えたり、止まってしまったり
している自分の練習方法では、職場で全く通用しないことがわかったとのことです。
まず、ピアノと楽譜にかじりついていてはいけないこと、園児に、必要に応じて
演奏しながら声をかけてやらないといけない、完全にピアノの演奏は考えたりする
余裕などない、さらさらと弾けないことには、園児達を活動に集中させることが
出来ないということを、実際に実習の中で経験して帰ってきました。
ただでさえ、人前では緊張して、家で練習して弾けたようには演奏できないのに、
園児がいる前で演奏をすることが、どれだけ大変なことか・・・
私は、常に学生に言うのです。難しい曲を弾くのではないけれど、いつもニコニコと
笑顔で、園児たちが保育に入れるように、楽しい活動ができるように、シナリオを
きちんと考えて、実際に「ハーイ、今日はジャンプをしますね。」というように
セリフ付きでピアノを弾かなきゃ、いつも、ピアノのそばに園児が30人、貴女を
見ているのよ、その状況の中で演奏すると思って、練習してほしい。
実習を終えてからの彼女は、この通り、何曲かの楽譜をストーリー仕立てに考えて、
シナリオを作って練習するようになりました。
幼児教育の現場で働こうと思っていらっしゃるみなさん、今一度、考えてくださいね。
あなたの演奏や歌声の向こうに、かわいい子どもたちがいます。本当に今のままで、
子ども達にすばらしい幼児教育を展開できますでしょうか?
私は、教室の生徒には全員、口をすっぱくして、こう言ってレッスンします。