幼稚園教諭採用についての変化|2016/01/29
こんにちは。そろそろ大学生は春休みに入りました。4月までの二か月ほどの間、
どのように過ごしますか?
今月から、新しい生徒さんがいらっしゃいました。大人の方です。短大を卒業後、
10年間幼稚園で働き、結婚、子育て、育児に今も追われている毎日ですが、職場復帰が
決まったとのことで、もう一度幼児教育のピアノ、リトミックの指導方法を勉強したいという
方で、本当に熱心です。
短大で使っていたテキストを、持ってこられました。テキストの角がぼろぼろになっていて、
どれほど練習なさったか、何回ページをめくっただろうということが、見えてくるような
使いこまれたものでした。
この生徒さんが、とても素敵なことを話してくださいました。なぜ、まだ自分の子育てにも
手のかかる今、職場に復帰しようと思ったか、一つは、お声がかかったというのが大きな
チャンスだったようですが、まだ小学校にあがっていない子どもさんが3人、いらっしゃる
中で、よく決心なさったなと思います。
自分が働いて収入をえたいというより、若い人に、保育の仕事はきついけど、ずっとずっと
好きな仕事として頑張ってほしいから、自分がその為に役に立ちたいと話して下さいました。
ご自身も、結婚して10年以上、家庭にいるけれど、やっぱり保育の仕事が大好き!!いつか
きっと復帰したいと、思い続けてこられたようです。思いは叶うのでしょうね、新卒から
ずっと働き続けていた職場からの、ラブコールだったようです。
今、大学生のみなさん、現場では、既卒生の採用に重きを置く園が増えているようです。
もちろん、経験もあるし、ピアノもそこそこできる。10年くらい前までは、幼児教育の
大学入試にはピアノの実技テストは、当たり前でした。ですから、当時は高校生からレッスンに
来ていました。もちろん未経験の高校生でも、3年間でなんとか大学の試験に間に合うように練習し、
入学が決まれば、引き続き大学での授業についていけるように、レッスンに通っていました。
そうして育った生徒が、だいたい28歳から上の年齢になっています。園では中堅です。
生活発表会や音楽会の曲を、持ってきます。もちろん自分の練習もですが、子どもたちに
どういう指導をしたらいいか、音楽会での打楽器の振り分けや、どんなリズムをたたいたらいいか、
本当に、いいものを作り上げたいという気持ちから、一生懸命考えてレッスンに持ってきます。
その気持ちが、私に伝わってくるので、私もありったけを提供します。
もうすぐ卒園式もありますね。式の日にピアノをまかされた先生が、レッスンに来られます。
必死で練習していますよ。今、大学生のみなさん、何年か先に就職を希望していますね?そのために
努力していますか?一夜漬けができないものは、やはり腹をくくって取り組みましょう。新卒生が、
採用されない時代がそこまできていると、私は実感します。実力を持った新卒生になってほしいです。
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