力を入れて!手を使う|2023/02/01
神戸市東灘区はな音楽教室です。
この10年、子どもたちの握力、指先の力が本当に衰えてきていると感じています。5歳になっても、鉛筆、お箸が苦手なお子さんが多くなっています。これは、どうしたら解決できるのか、常に考えています。
お正月に、明石にある「木のおもちゃころころ」というお店に行ってきました。店長さんは、親切におもちゃの使い方、何を意図としているか、こどもならではの発想についてなど、本当に丁寧に教えてくださいました。
そして、何点かおもちゃを買いました。早速1歳児、2歳児の小さい生徒さんが夢中になっています。
白いボードにピックを刺す。「刺す」という動作が、初めての体験だったようですが、「エイッと刺す!」と言ってやると、掛け声になったのか、力が入るようになりました。
丸いもの(ロンディ)の真ん中にピックは入ったけれど、これを白いボードに刺すのが、難しい。よく見てねらいを定めて・・・入ると嬉しいですね。
ロンディを、どんどん繋いでいく。何が出来てもいいんです。組み合わせる時に、ピック刺しより力が要ります。一週目より二週目の方が早く、たくさん刺したり繋いだりできるようになりました。
手を使い工夫するということは、人としての原点のような気がします。便利なものが安くて、容易に手に入る時代となりました。その反面、人間の能力として失われつつあるものが存在しています。その事実を、長い間子どもたちを見てきて、痛切に感じています。どうしたらいいのでしょうか?ご家庭でも、考えていただけると良いかと思っています。
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