2回目!!映画「モンテッソーリ 子どもの家」を見てきました。|2021/03/07

神戸市東灘区はな音楽教室です。

外を歩いていても、寒い!と言って、首をすくめるという感覚がなくなってきましたね。もうすぐ、暖かくなります。

皆様、いかがお過ごしでしょうか?

 

今日も、映画「モンテッソーリ 子どもの家」を見てきました。主人が見ておきたいと言ってくれたので、2度目ですがまた、新たな感動が私の心に広がりました。

私が大好きなシーンは、扱いにくいじゅうたんを巻いていくお仕事をする女の子の様子です。手で巻こうとすることはもちろんですが、またいだり、裏返したり、じゅうたんと格闘している様子が、なんとも愛らしくけなげで一生懸命で、全く苦にしていない表情です。最後にきちんとじゅうたんを巻くことができて、棚に戻す。達成感に満ちた表情です。

ピッチャーを使って、ピッチャーの中のものをあけ移す男の子、提示する先生の様子。男の子の「こんな素敵なもの、初めて!!」という風にも見える笑顔、そして何度も何度も教わった手順をやってみる。真剣で何もかも忘れて没頭する様子。素晴らしいとしか言いようがありません。

「自分で自分で!!」と、子どもが言いますね。それを遮ってしまう大人、よくある光景です。この映画をご覧になれば、子どものやりたい気持ちを遮らないで尊重する大人の話しかけ方、そこには押し付けでない愛情が感じられます。世の中全体が、こんな風に言葉を掛け合い、コミュニケーションを取ることができたら、どんなに穏やかだろうか・・・そう思わずにはいられません。

私の教室でも田中昌子先生に教わった、お家でできるモンテッソーリをレッスンで取り入れています。映画に出てくるような子どもの様子を、これまでにも幾度となく見てきました。いろんな子どもが来てくれているので、みんな反応や出来ていく時期が違いますが、お母さんにお家での様子を伺いながら、出来ることを進めています。

保育園の2歳児さん。もうすぐ年少さんになりますね。いつも1歳の妹さんとお母さんが一緒に、レッスンに参加してくださいます。どうしても、お母さんに甘えたい、妹さんが気になる、競ってしまう、左手前にあるトングで物をつかむ練習が大好きで、やりかけていたのですが、妹さんとトングの取り合いになり、私はあわてて妹さんに色のついたポンポンを5、6個渡して手でつまむ練習を準備したところ、お兄ちゃんがポンポンを袋ごと取り上げてしまい、お皿に全部出しました。

私は、お兄ちゃんがどうするか観察していると、初めは「きれいだね、いっぱいあるね」と言ってポンポンを眺めていましたが、何を思いついたか、どんどん色分けをしていきました。「先生、お皿が足りないからもっとちょうだい!」やりたいことをやり遂げるためになにが必要か、自分で考えて私にもっとお皿をちょうだいと言いました。ああ、自分で考えているな!!

20分ほどかかって、全てのポンポンを色分けしました。その時の彼の様子は、飛び上がって喜ぶわけでなく、声を出すわけでもなく、とても静かに自然に「できたよ」と、落ち着いた表情で、自らのお仕事を少し離れて見るという感じでした。まさに映画「モンテッソーリ 子どもの家」に出てくる子どものようでした。

お母さんもその様子をご覧になって、「満足した顔で、達成感を味わっているんですね!!」と、お気づきになって、わが子を見ていらっしゃいました。

3歳から6歳までが本当に大切だということを、映画の中でマリア・モンテッソーリの言葉として繰り返されます。そのことを私は本当に実感しています。そして、親にひどくきつい言葉で怒られる子どもは、なかなかうまく育っていかないことも実感しています。子育てって、本当に難しいですね。

「子どもは、学ぶことを愛する」というマリア・モンテッソーリの言葉を、田中昌子先生から教わりました。スマートフォンから出てくる映像をただ見せるだけの子育てではなく、知性を育てられる子育てを、実践なさっていただきたいと思っています。

 

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