是非、絵本の読み聞かせを!!|2021/02/07

今日は。神戸市東灘区はな音楽教室です。

午前中は、ポカポカ陽気で春を感じました。朝からレッスンに必要な文具を買いにお買い物、寒くなくて気持ちがいいお散歩となりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか?

 

今日は、絵本の読み聞かせを、お母さんやお父さんにお願いしたいと思いました。

最近、リトミックに来られるお子さんの、発語やおしゃべりが遅い事が気になります。ここ2~3年で特に遅くなっているように感じています。

そんな中でも、今来ている一歳の女の子は本当によくお話しできるのです。そういえば以前に来ていたお子さんも、一歳で可愛くおしゃべりしていました。

この二人の子どものお母さんに共通することは、お母さんが程よいテンポで、よく子どもに話しかけていることです。

けっして単なるしゃべりな大人ではなく、きちんと子どもとの会話を楽しむ、程よい会話のキャッチボールが出来ているということを感じます。

レッスン中に、全くお話ししないお母さんなんていらっしゃいません。

ただ、よくよく聞いていると、「片づけなさいよ」「ちゃんとしよう」「しないの?」というような言葉が多いです。

でも、会話ができているお母さんの言葉をよく聞いていると、例えばレッスン中におむつの中が汚れた様子の時、「あれあれ、出ちゃったかな?どうする?おむつ、変えようか?ごろリンしてくれるかな?」

そうすると、一歳であってもごろりと横になり、おむつ交換がスムーズに行くようにじっと待っています。

「あ!出てる出てる。シーが出たね。教えてくれてありがとう、はい、きれいになりましたよ」というように、ずっと優しく話しかけてあげています。

おむつ交換の時、どんな言葉をかけてあげていますか?ご自身はどうしていらっしゃるか、一度、ゆっくり観察してみてくださいね。

子どものおしゃべりが遅いという原因は、入力されないと出力はできない。きちんとした話し言葉を聞かないと、お話はできない、そういうことかと思いました。

 

リトミックに来られる多くのお母さんが、育児書に書かれてある時期に比べて、言葉が遅いことを悩んでいらっしゃいます。

お母さん自身、学校を卒業されて社会で働き、そして親となる。その過程で人と十分に話すことが、以前に比べて減っているのだと感じます。

特に今、マスクをしていますし、読書離れ、パソコンの普及などにより、他人とのコミニケションを頻繁にとることが要求されなくなっています。結果、コミュニケーションが上手く取れない大人が増えています。

そんなことが大人の語彙不足、子どもに何と言って話しかけたらいいかわからないという親御さんもいらっしゃって、会社で同僚と話をするように会話している方もいらっしゃいます。

 

絵本を読み聞かせすることで、語彙力は増えるでしょうし、想像力も豊かになると思います。事実、例にあげたお母さんは、毎週教室の絵本を何冊かお持ち帰りになり、子どもにお家で読んであげています。

これは、リトミックステップ3の中に、物語「3びきのくま」を取り上げ、大きい、小さい、中くらいという言葉を使っていく内容の時に、私が生徒に読んであげる絵本です。

 

くまの親子が散歩から帰ると、女の子が寝ている。くまの帰宅にびっくりした女の子が叫んで飛び出す。そういうページがありますが、私は、その部分を大きな声で読んで、本当に聞いている生徒がびっくりするような、そのびっくりした自分と女の子のびっくりが一致するような感覚を、生徒に伝えたいと思って、大げさに読みます。

ある生徒は、私の声にびっくりして、私にしがみついて後の読み聞かせを聞いていました。その時に、「びっくりした?そうだね、そんな風にこの女の子もびっくりしたかな」というと、「なるほど~」という顔をしていました。

 

子育ては、大変ですね。人の営みではあるけれど、背景となる時代が違いますから。子どもはなにも違わない、変わっていない。でも育児書のようには育てられない、書いてあるような発達はたどらない、そこが親御さんの悩みです。

でも、小さい時の読書量は、学力にはっきりと反映しています。

そのことを、今、生徒を見ていて実感していますので、参考になさっていただけたら幸いです。

 

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