リトミックフォーラムin神戸に参加してー2|2017/09/05

神戸ポートピアホテルで三日間行われました、リトミック研究センターのフォーラム。

二日目は参加者が、全部で13の分科会に分かれて勉強しました。

 

私は、小学生の音楽授業の進め方などの本を出していらっしゃる、井上恵理先生の

分科会を選びました。

 

井上先生、お名前は何度もいろいろなところで見ていましたが、なんて明るい、体中から「音楽

大好き、ピアノ大好き、動くの大好き!!」エネルギーが溢れていらっしゃいました。

写真の手前側にいらっしゃ方が、井上恵理先生です。分科会が終わって、先生の明るさに引き寄せられ、

ご挨拶をし、撮影をお願いしました。

 

人は、なぜ動く?どんな時に音楽をする?人間である特徴は?そんなことを大きな意識付けとして、

広いホールを体いっぱい使って、参加者が動きました。

 

レッスンに来て下さるお母さんが、「じっとしていなさい」と子どもを叱る場面があります。

じっとしないとできないこと、考えるとか、書く、手を動かして作るなど。そういう時は大丈夫です、

たいていの子どもは、じっとしています。音楽が鳴ってくると、それは動きたくなるのが、人間の本能

なのでしょう。それを、じっとしていなさい・・・無理です。逆におかしいですね。

 

私のレッスンの組み立ては、はっきりと動くとき、座るときを分けています。

ですから、一時間、座って作業ができる子どもも育っています。しっかりと音楽にあわせて

踊ったり、歩いたり、走ったりすることもできるようになっています。

 

子どもがバタバタしては、恥ずかしい、先生に失礼だと感じるお母さんがいらっしゃいますが、

井上先生のもとで勉強した、動きたいという衝動、その衝動をからだで表現する、そのことが

リトミックであり、芸術すべてなのだということが、井上先生とあとでご紹介します舞踏家、

早川先生の分科会のなかで、一致しました。

 

京都女子大学の岡林典子先生からは、「生き生きとしたリズム教育とは」というテーマで

勉強させていただきました。日本語の音楽的特徴・・・そんなふうに日本語を観察したことがないです。

分科会は全国から指導者が集まっていますので、日本語のアクセントについてなど、関東と関西は

違う。それくらいの認識はありますが、限られた関西地方だけアクセントが違う言葉が多いことを、

参加者がそれぞれ一つの言葉を口々に言うことで、発見しました。

 

例えば、「足」。「あ」にアクセント?「し」にアクセント?

リトミックで、言葉を(単語)手を叩きながら言うということをします。

無意識でしたが、一つの音にだいたい一回手を叩くことができるのが日本語。シラブルの等拍性(つくえ

と言いながら手を叩くと、三回、手を叩きますね)

 

日本の身体文化という言葉も、はじめて聞きました。

歩くとき、右足が出ると左手が出ますね。でも「ナンバ」と言われる動きは、右足が出る時、右手が

出る。これが、日本人の歩き方だった、盆踊りや阿波踊りはそうなっています。

 

拍手の仕方が外国の人と違うなど、日本人の文化として受け継がれているものがあるのだと

いうことに、びっくりしました。他にも、先生は、いい絵本を選んで読み聞かせをしていらっしゃる、

ではどれがいい絵本か・・・それを今、まとめて出版するために研究していらっしゃるとのことでした。

 

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